ペースを上げて治療の記録を書いていきたいと思いましたがお盆中はお休みしようと思いました。

たくさんのいいねをいただきありがとうございました。

わずかでも旦那のことが伝われば旦那も救われると思います。


田舎では今日から旧盆だけど、旦那の新盆法要は都会の旧盆に合わせることにした。

平日だったので私の家族からは1人、あとは旦那の家族からの参加。

自宅で執ったので仰々しいものでもないしお坊さんも呼ばない。

でも仕出し弁当を頼んでお花をたくさん飾ったらそれなりだ。提灯は私の家族が買ってくれた。

私は白梵天を買って和室に提げた。

旦那が癌とわかった時から協力しながら共に歩んだ旦那のお姉さん2人と甥っ子と姪っ子が来てくれた。

迎え盆の日はたくさんの贈り物が届いてみんなちゃんと覚えてくれてるんだなと感謝しかない。

旦那は冠婚葬祭を大切にしていたので相手もきっとそうなんだな。


緩い法要なので和やかに昔のアルバムを見たりしながらのんびり過ごしたが、20年前の写真を改めて見た。

旦那はまだ30歳。

旦那は若い時から老けてたのでずっとおじさんだと思っていたけど表情を見るとやっぱり若い。

私が撮ったので私を見ていた目。

年下の旦那は出会った時から私にとってはかわいかった。

写真の旦那も30歳だけどどこか無垢でかわいい。

旦那が愛しくなった。

たしかに私は旦那を愛していた。

最後はなかなかうまく表現できなかったけど。

あの頃に戻れるなら戻りたい。

最後は病院のベッドだったから旦那を抱きしめることはできなかった。

ただ手を握っていた。

写真を見て抱きしめたいと思った。

もう叶わぬ夢だけど。


法要を終えても私はまだ旦那の死を受け入れられてはいない。

今でも旦那は死ぬわけないと本気で思っている。