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「難化の衆生」は「なんげのしゅじょう」と読みます。 



仏教で使う言葉ですね。




密教の大日如来はさまざまな変化身となられるのです。



「三輪身」といい、「自性輪身」「正法輪身」「教令輪身」の三つのお姿になられるわけです。



衆生の素質や能力にしたがって、この三通りのお姿を示されるのです。



如来のすがたをあらわされたときが自性輪身。


正しい教えを伝えるために菩薩のすがたをあらわされたときが正法輪身。


恐ろしい忿怒の表情をされた明王の姿をあらわされたときが教令輪身。




明王の教令輪身は、


如来や菩薩のような慈悲にあふれたやさしいおすがたで諭したところで、


正しい道に教え導くことのできないような、


深い煩悩にとらわれているものを教化し救うときにあらわすおすがたなのです。



この深い煩悩にとらわれているものを


「難化の衆生」というのです。




知っておきましょうね。