鏡に映る自分が問いかける。

何を言われても答えないと私は決めている。

次第に彼女は苛立ち始める。

お決まりのパターンだ。

朝はミネストールのコーヒーと決めている。
私もお決まりのパターンだ。

次は泣くんでしょ。

だいたいこのタイミングで私のメイクは完了する。

そして彼女は涙を拭いながら前向きな笑みを見せ始める。

私なら出来るやってみせるトークの始まりだ。

私はドライヤーの始まりだ。

芸術的な寝癖を7分で出来る女に仕上げる。

あと3分。どうぞ始めて。

残り3分を切ったところで彼女の応援が始まる。

Go! Go! 私! Go! Go! 私!

毎朝一言だけ彼女と言葉を交わす。

行ってらっしゃい。  行ってきます。

あーあ。きっと今日も嫌な1日だ。
前髪が決まらなかったから。

これも私のお決まりのパターンだ。