4F100等一部の特有の検索の方法1/付加コードで絞り込む

からご無沙汰でございましたが

4F100などの基本的にはFタームがたくさん入っている

テーマコードの場合構成ごとに対応付けさせるべく

特別な決まり付加コードなるものがあります。

ということを前回記載しました。

 

その前回の最後に

1.金属箔(A)、ポリエステルフィルム(B)、及びポリオレフィン(C)を順次接合した積層体。

AB01.A(一層目は金属)、AK41B(二層目はポリエステル)、AK03C(三層目はポリオレフィン)

なのでこの文献を見つけようとするとどのような文献を探せばよいかというと

 

■三層構成の物品を探すために…

AB01.A*AK41.B*AK03.C

JPlatpatでの丁寧な式展開だと…

[4F100AB01.A/FT]*[4F100AK41.B/FT]*[4F100AK03.C/FT]

 

という式を作れば見つけることができます。

しかし上下さかさまなものを見つけることができない

ということで、図解すると…

上記の両方を探したい。

また

こういったさかさまにしたもの以外を含みたくない場合は

AB01.A*AK41.B*AK03.C+AB01.C*AK41.B*AK03.AでOKです

こういったさかさまにしたもの以外を含んでもよい場合は

<A,B,C;AB01,AK41,AK03>というなどのカッコを含んだ式

を作ると便利になります。

 

この謎のカッコを含んだ式の各々のパーツの意味合いを

解説したものはどこかにないかなと

PMGSの解説を探してみます。

 

■二層構成の物品を探すために…

もう少し簡単な構成でこのような二層構成の

物を探そうとします。

上下逆さにしたものがこれです。

この両方を見つけたいということで

AB01.A*AK41.B+AK41.A+AB01.B

=<A,B;AB01,AK41>

この二つの式いずれかを選択することになります。

これのFターム解説書に則った説明は下記の

"■4J002"の解説よりを参照ください。

このカッコの式の使い方をPMGSの

解説を見ていきたいと思います。

 

■4F100の解説より

 括弧〈 〉の意味
機能  複数の材料がそれぞれ異なる層を構成していることを識別。
(例)アセタールホモポリマー(AK54)/ポリオレフィン、Al粉末(AK03、AB10、DE01)

短く端的に書いてあってもう少し簡単な構成で

詳しい説明が同じく付加コードがありFタームが多い

テーマコード4J002(高分子組成物)の解説を見てみたいと思います。

 

■4J002(高分子組成物)の解説より

・ その他の注意点

に下記のような記載があります。

 

〔付加コードを伴うFタームの論理式の自動生成〕
付加コードを伴うFタームを用いて、非常に長い論理式を入力する検索を行う場合、Fタームと付加コードを特定の規則に従って入力することによって、論理式を自動生成することができ、これにより論理式の入力負担を軽減することができる。
例えば、ポリマーAとポリマーBとからなる2成分系の組成物を検索する場合、下記のような論理式となる。
 A.1*B.2 + A.2*B.1
(注)A、BはFターム、1、2は付加コードを表す。
これを自動生成により、〈1,2;A,B〉と簡易入力することができ、同様に、各種のケースにつき、下記の通り自動生成による簡易入力が可能である。

 

論理式の自動生成と仰々しいタームが付いていますが

要するに長々とした式を短くすることができますという式です。

上記の例では2層なのでかっこを使わなくてもはそれほど長くはなっていません

しかし3層以上になると組み合わせは煩雑になるので

このようなかっこの式を使うのは有効です。

例えばこんな構成…

 

■何に使うか?

どう有効かというと

特許の検索では特に先行技術調査においては

比較的重要な戦術であるスクリーニング件数(作った式で見られる文献数)

を調整するのに使うというのがあります。

詳論はまた続編にて。

 

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