イノベーション
~イノベーションの進化と普及~
②技術革新の非連続性
技術進歩はS字のカーブを描くことが多いが、このようなイノベーション・ライフサイクルにおいて技術の交代はどのように進むのか?
↳図2では、既存の技術が成熟し、研究開発の投資効果が落ちてきて、後発の技術に追い抜かれ交代していく状況と示す。
後発の技術体系が、成熟した既存の技術体系より高水準の性能を実現することで取って代わる。
↳それぞれのS字カーブは非連続である場合のほとんどである。
※たとえば、真空管はトランジスタ、そして集積回避取って代わられたが、これらの新旧交代は、技術体系がまったく異なる。
↳意味:非連続的
↳この際に、技術とともに主役である企業も交代することが多い。
理由:既存の技術体系において主役である企業は、その技術に固執し、技術の老化や新技術の存在に気がつかず、他の企業が開発した後発技術に抜かれることや、革新者のジレンマが考えられ。
図1 技術革新の非連続性

次の日に続きを掲載