全力疾走で汗だくだったので体温が上がっていないか不安でしたが、逆でした。その次に行くと、パルスオキシメーター(指をはさんで血中の酸素飽和度を測定する道具)まで導入されていました。歯の根の治療のため2月から通っていて、まだ治療中です。★歯痛の話★

 

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娘の幼稚園は先週から、クラスを半分にして週2回、1回2時間の分散登園が始まりました。制約が多い中でも喜んで通っています。新型コロナウィルスの影響で降ってわいた9月入学議論では、現在年中の2015年4〜9月1日生まれの子が年長を飛ばして上の学年と一緒に来秋小学校に入学する案が出ています。1学年を13か月にし、5年で9月入学に移行する案でも4〜5月1日生まれの子は年長になれません。身近に園児がいる人なら、年少の頃から年長に憧れて、2年後の自分をイメージしながら生活していることがわかると思います。その未来が突然、奪われて、1.4倍の人数に膨れ上がった学年で1歳5か月も年上の子と競争するのがどれほど酷なことか。受験も就職もずっとです。特に2015年生まれって、5年ぶりに出生数が増えて、100万人を超えた最後の年です。せっかくちょっと多い。折しも、政府が要請している就職氷河期世代の採用について、予定しない企業が9割というニュースを見て、暗澹たる気持ちになりました。近年の出生数は15年以降急落しています。昨年は86万人。たった4年で15%も減っています。団塊ジュニアが氷河期で就職できず、少子化を加速させたといわれて久しいのに、15年生まれで繰り返すのでしょうか。教員の不足などで6.5兆円の財政・家計負担を生じさせてまで来年無理やり導入するのは合理性に欠けませんか。数年待てば子どもが急速に減少してキャパシティに余裕もできます。今やらなくてはできないという程度の問題ならやらなくていいはずです。案によっては最大15万人の待機児童が生まれ、保育園入園時期の変更で職場復帰の計画が狂って、それが女性活躍社会なんですか。現在在学中の子も卒業が半年遅れになって不利益はないんですか。学費生活費を余分に払った上で、就職が遅くなる5か月分の収入はなくてもいい子がほとんどなんですか。日本で海外進学する子は0.8%です。韓国は3月入学ですが日本の3倍海外に出ています。本当に9月入学でグローバル化するんですか。とにかく早く入試の範囲を狭めるなどの処置を発表して、受験生の不安を取り除くことの方が先じゃないですか。今の高校3年生はただでさえ大学入学共通テストの一期生で英語民間試験をやるやらないで振り回されているのに、無駄な議論にまで巻き込んで、大人として情けないと思います。新しいこと、改革を唱えた方がかっこいいみたいな、ふんわりしたイメージだけで議論されているのが本当に不安です。