【第4回】 <利他の精神>を経営に活かす
時代の変遷と共に労使関係は対立から不信感へ・・・。
今、リーダーとして考えるべきは、人間尊重。
経営者と労働者をつなげるバイブル『労使見解』の心を知る。
講師/ 八坂事務所代表 八坂豊 氏
第4回講師は、受講生から実体験から溢れる魂の叫びを感じる。。。。と
評判の高い八坂事務所代表 八坂豊さんの登場です!!
本日は足を負傷されての登壇でしたが、まったく周りに気づかせない心遣いが
すばらしいと代表小泉は感動しました。
第一回目から第三回目までの講座では、個というテーマで自分の在り方や志、
日本のルーツやスピリットを知るという学びをしてきましたが、
今回の第四回目からは、具体的なリーダーとしての在り方について、
奈良のホテル再生事業を成功に導いた八坂講師の実体験より
その当時の取り組みと効果、八坂講師の心の軸となった理念と在り方を講義して頂きます。
14期の皆様は、すでに経営者となっている方、これから成る方とおりますが
経営者の立場や役割を今回知ることでより明確に自分がリーダーとして何をするべきかを
深めることができたようです。
正論だけでは人は着いてきません。
そこに信頼関係があるかないかが大事。
信頼関係をつくっていくには、まずはお互いの心の開示が必要です!!
こちらから歩みよらないと、相手からは決して歩みよってきません。
自社に置き換えてみると、どこの会社にもありそうな不信感。
心や役割がバラバラになっている組織を、どのようにまとめて
いくのか。。。。そこがリーダーに問われる器であり、手腕の見せ所!
仕事以外のつながり。。。人としての関わりが深まった時に、組織力は高まります!
やはり、相手との信頼関係が深まってこそ正論が通じるので
相手を理解したいという希望をもって接し、話し合いをすることが大事!
正論を共感にかえる力が、信頼関係を作ります。
不信感は、モノやお金では解決できません。
本日は単独受講の方も参加しておりますので
和気あいあいとみんなで一緒におむすびと味噌汁を頂きましょう
会社が一丸となりワンチームを目指すのであれば
現状認識の一致をさせることが必要です。
リーダーは、認識の一致をする為に説明をする責任があります。
その説明責任のツールとして、誰がみてもわかるもの。。。それが理念です。
厳しい現状で事業再生をする時に、八坂さんの心の支えとなったのは理念でした。
いつも理念を基準に考え判断していたそうで、まさに理念経営の実践者ですね
そして、中小企業家同友会の「労使見解」でも述べているように、
労働者と使用人が、それぞれの立場を尊重し
共に協力し合って、会社の発展に尽くすことを目指せたら、とても美しい経営となります。
相手を責めても何にも解決しないわけで、その中で自分が出来ることを自主的に考えて
歩み寄ること。。。これこそ、正に利他の精神の実践 です。
次のテーマとして、企業家としての社会への使命
企業家として未来の子供達に豊かさを伝えていくことは、大切な役割です。
でも、その事に関心をもたなければ子供達の未来に何の影響も与えない
企業家人生となってしまいます。
まずは、中小企業のリーダーとして地域に関わり、子供達を育てていく
事に関心をもってみること、そして何でもよいので実践してみましょ と、
八坂講師のリーダーへの想いを最後に語って頂きました。
八坂講師、この度も、リーダーの責任を具体的に示してくださり
誠にありがとうございました。
次回の第5回 3/6日(金)は、
いよいよ、本格的な経営学のテクニック編になります。
まずは、理念づくりからです
詳細はこちら http://shinbushidou.com/curriculum.html