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2023年3月17日 初版発行 株式会社KADOKAW 410 ページ 書き下ろし
○東野圭吾 「魔女と過ごした7日間」 読みましたか
ほんの少し技術が進歩した頃の話。月沢陸真は中学3年生。彼の父親、克司は警備員ですが、以前は刑事でした。といっても、見当たり捜査員という特別な仕事をやっていました
見当たり捜査員は指名手配されている 犯人の顔を覚え、街中に立ち、見つけ出すという特殊な仕事でした。防犯カメラとAI技術 が進歩してその仕事を行う人は縮小傾向にあるとのことでした。
そんな過去を持つ陸真の父親が、玉川付近で遺体で発見されました。どうやら殺されたようです。陸真のところに、脇坂という刑事が訪ねてきました。。。
ということで、東野圭吾 「魔女と過ごした7日間」読みました。現在の半歩先を行くような内容を取り入れた、科学長編ミステリーです。といっても、ミステリーの方に重点は置かれていますが。
科学情報を取り入れて、それをミステリーにするのが著者の魅力でもあり、今回もその手腕が存分に発揮してくれています。
以前「ラプラスの魔女」や「魔力の胎動」の主人公、羽原円華も登場します。著者の作品に「ガリレオ」シリーズがありますが、円華は、行動する女性ガリレオ、といった感じで、今回は動き回っています。円華が主人公の続編、今後も読みたいです。
追記 「ラプラスの魔女」は、櫻井翔、広瀬すず主演で映画化されているのですね。
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