☆☆☆+
新潮社 2021年10月発行 407p 小説新潮2019年9月号~2021年1月号
○西加奈子「夜が明ける」読みましたか
俺の友達、深沢暁(ふかざわあきら)こと、アキと出会ったのは、俺が高校1年の1998年の時です。
アキは、身長190cmを超える大男の異形でしたが、なぜか周囲にオドオドと怯えるような行動をとっていました。また吃音症でもありました。
俺は、親父の膨大なビデオの中に、アキと似たような人物を発見しました。それは、フィンランド映画「男たちの朝」という映画に出てくる、アキ・マケライネンという俳優です。
そのことを、アキに話すとアキは非常に喜んだのでした。。。
ということ、西加奈子「夜が明ける」読みました。本作品は2022年本屋大賞6位の作品でもあります。
導入部分は比較的軽快に始まりますが、読み進むにつれて、俺とアキの過去、それから大人になってからの二人の人生が綴られていきます。それぞれ、TV業界、演劇、、それらは重くつらいものでもありました。
でも、ついつい先が気になって、一気に読んでしました、著者の他の作品と同じですね。81722
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