青柳碧人「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

青柳碧人「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」

☆☆☆
2020年8月23日 双葉社281ページ

○青柳碧人「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」読みました
ある目的を持って旅する、赤ずきんが旅先で事件を解決していく連作短編です。

 

日本の昔話が題材だった、前作「むかしむかしあるところに、死体がありました。」に次ぐ、第二弾は、西洋の童話をモチーフにしています。

 

赤ずきんを含めグリム童話をモチーフにしていますが、最後だけアンデルセンのマッチ売りの少女をモチーフにしています。

 

元のお話も正確に覚えていないので、そこがかえって良かったかも。もともと、ちょっと暗い話が多い西洋の童話、ミステリの題材と相性がいいですね。

 

グリム童話ですが、この本を読んだら、読み返したくなりました。以下、覚え書きです。61921

「ガラスの靴の共犯者」 小説推理 2019年8月号
赤ずきんが旅をしていると、洗濯物を洗っている娘に会いました。どうやらシンデレラのようですが、ちょっと訳ありです。。。

「甘い密室の崩壊」 小説推理 2019年11月号
お菓子の家で、ヘンゼルとグレーテルの継母が継母殺されました。密室殺人です。。。

「眠れる森の秘密たち」 小説推理 2019年12月号
王女が40年眠っている街。どうやら王女にまつわる大きな秘密がありそうです。。。

「少女よ、野望のマッチを灯せ」 小説推理 2020年2月号
マッチを売っていたエレンはあるきっかけで、今ではマッチを売って大もうけしています。彼女が売るマッチは、燃えている間、夢を見られるというものでした。。。

 

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