ロスジェネの逆襲 (文春文庫)
☆☆☆☆
2012年6月 382p ダイヤモンド・グラフィック社 週刊ダイヤモンド2010年8月7日号~2011年10月1日号連載、加筆修正
○池井戸潤「ロスジェネの逆襲」読みました。
東京中央銀行の銀行員だった半沢直樹は、子会社である東京セントラル証券へ出向となりました。部下は、銀行から出向してきた諸田、三木、就職難の頃に就職して、いまいち煮え切らない、ロスジェネ世代の森山などです。
あるとき、IT企業の電脳雑伎集団から、同じくIT企業の東京スパイラルの買収する案を考えてほしいと申し出がありました。、その案をました。森山は電脳雑伎団の担当を任せられていましたが、この案を考えるチームから外されました。
しかし、なかなか案ができあがらず、半沢はハッパを掛けます。そして、2週間後、その計画を持っていったとき、電脳雑伎集団社長の平山から、対応の遅さを理由をひとつにあげて、断わられてしまいます。そして、平山が新たなパートナーとして選んだのは、東京中央銀行でした。
しばらくすると、諸田と三木に、銀行へ戻るよう、人事が出ます。半沢はこれらの動きが不自然に思います。さらに、東京スパイラルの社長瀬名と同級生だった森山は、今回の買収の件の話をします。結局、半沢らは、東京スパイラルが買収されないよう動くのですが。。。
ということで、池井戸潤「ロスジェネの逆襲」読みました。
これは、半沢直樹のシリーズの第3弾と言うことですが、今までの2冊より、読みやすく楽しめました。
頭の中にドラマのキャストが入っているせいなのでしょうか?それをぬきにしても、面白かったですね。
半沢のときに強引すぎるような突っ張り、ハラハラさせられそうです。
舞台は、証券会社、銀行であっても、そこで行われる人々の行動は、同じです。半沢直樹のように、自分を信じて、組織の中で動けたら、さぞかし痛快だろうと、思いました。Y074
半沢直樹一作目「オレたちバブル入行組」 の感想はこちら
二作目 「オレたち花のバブル組」 の感想はこちら
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