- 藤沢 周平
- 三屋清左衛門残日録
- 文春文庫(1992年9月)443p
☆☆☆☆
- 藤沢周平「三屋清左衛門残日録(みつやせいざえもんざんじつろく)」を読みました.
隠居したばかりの三屋清左衛門は,はためよりも,まだまだ体も頭も元気...彼の所に,いろいろの人が,彼を頼りに様々なことを相談にきます.まるで,時代劇の連続ドラマを見るような味わいのある連作短編でした.
下記に,一行紹介します(連続時代劇あらすじ風に,である調 です)
「醜女」
昔,殿のお手付けとなった女が妊娠した.相手を探るように清左右衛門に依頼が!
「高札場」
高札場で腹を切った初老の武士の動機を探るべく,清左右衛門に依頼が!そこには,昔の女への悔恨の情が見え隠れしていた.でも,女の方は・・・ 男と女,過去を引きずるのは男なのかなと,考えさせられました.
「白い顔」
寺のそばで,ある若い女性から挨拶をされる清左右衛門,昔の記憶がよみがえる.隠居でも,剣の達人ぶりがみられる清左右衛門でした.
「梅雨ぐもり」
嫁に出した娘の奈津がやつれていた.問いただすと,夫に女ができたかも,という奈津.真偽を探るために動く清左右衛門でした.
「川の音」
釣りに行った帰り,溺れかけている子どもを助ける,清左右衛門.このことで,大きな事件に巻き込まれそうになるのでした・・・
「平八の汗」
頼み事にきた平八に,不自然な汗が・・・いったい何なのか
「零落」
たまたま雨宿りした先が,昔の同僚の家だった.清左右衛門は出世し,彼は禄を減らされた.清左右衛門は昔を振り返り,彼は,怨恨の情を抱くのでありました...
以下,後半に続きます・・・
(最近,NHK ラジオ深夜便で,毎週月曜深夜に放送していたるのですね・ ・・,それも松平定知アナの語りで,2重にびっくり!)