Happy and Smile

Happy and Smile

日常のちょっとしたこと
楽しかったこと 笑顔になれたこと
チャレンジしたいこと など…
少しずつ 書きつづります

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★水星の水曜日★てんびん座
高齢者施設で教わった大切なこと…



話しかけても
すぐに返事がないこともある
声にして返事ができない人もいる

だからといって
伝えることをあきらめて
何も話しかけずに無言で
介助を進めてしまうのは
なんだか一方的だし
もったいないえー
と思います



介助の理想は
一緒に動くおねがい


日常生活の介助で
一緒に動く ことを忘れて
動かす/動かされる
という状態を繰り返してしまうと
動けるはずの人でも
「動く」
ということを
心も身体も
忘れていってしまいますえーん
(言い換えると
動かなくていい ということが
お互いに習慣になってしまいます)



アイコンタクトをとってから
これから何をするのか
一つ一つ言葉にして伝える
話しかけ続ける
そして
相手の反応を待つ
相手の反応に気づく


例えば
「今日は少し涼しくなりましたね」
「カーディガンを着ましょう」
「紫色と桃色、どちらのカーディガンがいいですか?」
(ご本人に見えるようにしながら)こちらにしましょうか?」
「右手から袖に通しましょう」
「少しお辞儀して背中にまわしますね」
「今度は左手を通します」
「整えますね」
「お似合いですね」
「あったかいですね」…などなど

これから何をしようとしているのか
すべてを言葉にする
たとえ返事がなくても伝え続ける

動作を指示する言葉だけでなく
季節の移り変わりを感じる言葉や
「似合う」「きれい」「心地いい」など
前向きで 喜びや楽しさにつながる
言葉を交えると
お互いに気持ちも明るくなって
介助している時間も
楽しいおしゃべりの時間に変わりますラブ


その場の雰囲気や
目でみた物や景色で
何が始まるのか
理解する方ももちろん居るけれど
理解できていないと感じた場合は特に
言葉にすることは大事です

何をされるのかわからないまま
触れられることを
怖いと感じる方もいると思うから
何をするのかが少しでも伝わると
自然に身体を動かせる方もいるからニコニコ


表情の変化や
目線に気をつけながら
身体の反応や
動きに注意しながら

ご本人が動いて下さったら
その動きを大切にして
時間がかかってもできるだけ待つ
自力では難しい部分を
サポートしながら
一緒に動く


少しでも
「一緒に動く」という意識をもって
関わっていくことが
その方に残された
身体能力を活かし 保つことに
つながると思います

それに
ご本人が自然に動いた
動きに合わせて介助することは
ご本人はもちろん
お互いに負担の少ない動作に
つながると思います



現場は毎日とても忙しいので
そんなに時間がとれないことも
知っています
でも
ご本人に残された身体能力を
少しでも長く保つことや
ご本人がこれまで繰り返してきた
自然な動作を
少しでも長く続けること
それは
その人らしさを尊重することでもあり
全介助に至る時期を遅らせて
お互いの心身の負担を
和らげることに
つながると信じています


だから
介助の理想は
一緒に動くウインク

そのために
伝えることを
あきらめない照れ


ちなみに
時間が限られていて
どうしても待てないときや
こちらのペースで
介助を進めざるを得ないときも
もちろんありました
そんな時は
「こちらの都合で
急いでしまってごめんなさい」
「ご理解 ご協力くださって
ありがとうございます」
という気持ちで
関わるようにしていました

ある方にその気持ちを
伝えたことがありました
すると
「いいよ、いつも忙しそうだものね」
と 温かい言葉をかけて下さいました
人生の先輩の広い心と励ましに
感謝の気持ちでいっぱいになった
ひとときでしたおねがい


実をいうと
私はおしゃべりが大好きなので
話しかけすぎて
うるさいムキー
お叱りを受けたこともありますガーン

家族からうるさいと言われることは
今でもありますてへぺろ

相手の方に心地よい
声かけや話しかけが大事
だということを教えていただき
自分の話し方を意識して
見直すチャンスになりました

普段の生活でも
伝えることはとても大事だと思います
「相手の様子に合わせた
心地よい声かけができるようになる」
それが今の目標ですウインク



人と人とのつながりに
コミュニケーションは欠かせない
少しでも心地よいやりとりで
みんなが
音符happy-and-smile音符 になりますように