さてさて、気になっていた問4(ロ)は、次のとおり。
 
「特許を受ける権利を有する甲の行為に起因して特許法第29条第1項各号のいずれかに該当するに至った発明イがある場合に、
その行為によってその発明イを知った乙がその発明イに対して改良を加えた発明ロを刊行物によって発表した。
その後、その発明イが特許法第29条第1項各号のいずれかに該当するに至った日から3月後に甲がその発明イについて特許出願をした。
この場合、甲は、発明ロを発表したことについて新規性の喪失の例外に関する特許法第30条第2項の適用を受けられることがある。 」
 
正解は5だったので、(ロ)の枝はバツということですね。
フツーに考えればそのとおり。

 

この枝について、こんな意見もありました。
「…適用を受けられることがある。」という題意から、ロの特許を受ける権利の譲り受けまで考慮するべきなのではないか。
 
特許庁の出題意図としては、そこまで考えず、フツーにバツ。
フツーにとしか言えないのですが(笑)
 
そうなると、この枝の題意ってなんでしょうか。
ロについて30条2項を検討すると、
 
特許を受ける権利を有する者…乙
行為に起因して…乙による刊行物公知
29条1項各号に該当…同3号
公知から1年以内…3月以内
その者がした出願…乙は出願していない

 

甲は、ロについて何ら権利を有していないし、ロについて何らの行為もしていないのですから、

ロについて、どうこうできるわけありません。

なんというか、30条2項について何の理解を問う出題だったのか、不思議な気がしますね。。。