この作品を語るには、小野賢章という俳優に最大限の敬意を払わなければならないでしょう。
まさに奇跡としか思えない。
あの声があって、身体がきいて、リーダーシップがあって。
「そのまんま火神」安里くん、みんな大好きまっきーさん、センスしゅん、柔和でクールなりゅうさん、スマイリーこんちゃん、ザ・パーフェクトアサミちゃん。
誠凛高校はまさに"奇跡"だろうと思うのです。

僕のポジションで言うと、りゅうさんと対峙するのがほとんどでした。ですから、りゅうさんとはとても長く会話をさせてもらいました。
年下の僕からのわけのわからない提案を全て受け入れてくれて、本当にありがたい限りです。何よりバスケうまい。マジでうまい。たまにターンが早すぎてマジで抜かれてるときがあります。ガチでディフェンスしてます。
あうんの呼吸、というよりも、りゅうさんが受け入れてくれる。僕の稚拙な動きも受け入れて、それに対応してくれる。これほど信頼できたプレーヤーとセッションできて、僕は本当に楽しかったです。

実は僕は東京公演中にのどをつぶしています。
こんなつぶれ方は初めてでした。だいたいこうなるときは稽古中から兆しがあるものなのですが、今回はなかった。分析するに、身体の疲れがピークにきたとき、今まで身体を楽器として出していた音が全てのどからになってしまい、それで負担が一気にきてつぶれたのだと思います。
そんなときに助けてくれたのがアサミちゃんでした。さすがプロフェッショナルで、お茶やトローチをくれて本当に助かりました。ありがとう。

誠凛高校の背中を見て、僕ら洛山もひとつギアを上げました。
僕ら洛山高校は、今回初参戦。そのプレッシャーはすごかったです。最強の、開闢の帝王なんですから。
しかしその思いはチーム全員が持っていました。全員が昨日の自分を超えるために努力し、常に研鑽を続けてきました。
皆に受け入れられるのか、という思いが一層強まっての初日。緊張しました。
しかしその不安は杞憂だったようで、暖かく受け入れて貰えました。お客様の皆さまには感謝しかありません。ありがとうございます。

涼星の美しさ、空夢の男らしさ、学の愛らしさ。これだけでも奇跡のようです。そしてそこに耀士郎の誠実さが。こんな素晴らしいチームに入れたことが嬉しくてなりません。
彼らは、こんな僕の言葉に耳を傾けてくれました。
そしてそれを議論し、消化させてチームの血肉として流し込む。当たり前のようでなかなかできないことです。感謝してもしきれない。本当にありがとう。みんな本当にありがとう。愛してる。

また、やはり、最後の最後まで努力を続けた学には、賞賛してもしきれません。
毎日最後まで居残って練習をしていた彼の姿勢に、僕は初心を取り戻した感じがしました
努力はかっこいいって、思わせてくれたのです。ありがとう。

前回のくろステを見に行って、赤司役が耀士郎だと知ったとき、なんか悔しかった。
赤司がやりたかったとかそういうことじゃなくて、なんか悔しかった。なぜ自分が客席にいるんだろうと思ったものです。
しかし稽古場で一緒になったとき、そう思っていた自分を恥じました。彼の誠実さ、実直さは、そうなるべき人のそれです。彼のキャラクターからは想像できないほど彼は冷静に、深く考え、それを実行に移しています。
素晴らしいプレーヤーと板の上に立てたことが本当に嬉しいです。

僕が言いたかったセリフは、このふたつです。

バスケをやっていてよかった。
それと
洛山相手によくやったよ。

です。
洛山相手によくやったよ、ほんと。(笑)
最高に楽しい時間だった。ありがとう洛山。

32歳でまさか黒子のバスケに出るなんて思ってもいませんでした。
今のこの華やかな時間は、永吉のおかげで、黒子のバスケのおかげです。
それでも僕は、この時間が、この現場が、この作品が、僕の人生を変えてくれたのでは、と思ってならないのです。
これからの人生でもたくさん思い返すこともあるでしょう。
しかし僕たちはまた、どこかで、出会えるかもしれない。
そう思うと、ワクワクしてくるのです。

これからも研鑽を続け、まだまだ身体をデカくしていきます。
永吉に笑われないような人生を遅れるように、マッスルな人生を送れるように!

全ての人に、最大限の感謝を。
そして応援し、叱咤激励を下さった全ての皆さまに、感謝を。

さ、ジム行ってこよう!
みんな、マッスルありがとうな!!!!
永吉よ!これからもよろしくな!!!