怒り感情は、
人間に備わっている
重要な感情の一つです。
怒り感情には、
自分が危機に晒されたことを
知らせる働きがあります。
また、
エネルギーを作り出して
その危機から身を守り、
対処するように働くものです。
通常、
日常生活に対して
安全を感じており、
満たされた状態の時には、
怒り感情が
湧いてくることは、
ほとんどありません。
仮に、
怒り感情が
湧いたとしても、
一過的なものです。
しかし、
不安が多かったり、
不全感がある場合には、
少しのことで
怒り感情が湧きやすく、
慢性的な怒りを
持ちやすくなります。
このような状態でいると
様々なトラブルに発展しやすく、
さらにそれが
不安感や不全感を
強めることになり、
怒りの慢性化を
増強させるという
悪循環を起こします。
UnsplashのAlexandra Mirgheș
不安の多さや不全感は、
イルビーイングに関係しています。
イルビーイングとは、
自分にとって必要なものが
継続的に満たされていない
状態のことです。
具体的には、
体調不良などが続き
健康が損なわれてたり、
気分がすぐれず
喜びや幸せが
感じられなくなっていたり、
人間関係がうまくいかず
社会生活に支障が生じたり
している状態を表します。
このように
イルビーイングであると、
慢性的な怒りを
抱えやすくなります。
UnsplashのMarcos Paulo Prado
もしも、
“些細なことでも
怒りが湧いてくる”とか、
“何かで怒りを感じると
怒り感情が気持ちの奥で燻り、
なかなか消えない”などと感じたら、
“怒り感情”そのものに
アプローチするのではなく、
イルビーイングの改善を
試みることが肝要です。
例えば、
体調を整えたり、
健康状態を良くするために
役立つことをしてみること。
気分転換になり、
楽しめそうなものを
探して行ってみること。
身近な人たちと
良好な関係を築くよう
工夫してみること。
そのようにして、
自分にとって必要なものが
満たされるようになると、
イルビーイングから
抜け出すことができます。
UnsplashのTadeusz Lakota
イルビーイングから
抜け出すことができれば、
自然と慢性的な
怒り感情が消えていき、
怒りに悩まされることも
なくなっていきます。
慢性的な怒りは、
イルビーイングに陥っている
警告反応と考えられます。
この時に注目すべきは、
“怒り感情”ではなく、
イルビーイングから
抜け出して、
ウェルビーイングへの
移行を試みるのが有益です。
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