責任は"はんぶんこ"【パートナーシップ】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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心と身体と社会的な“しあわせ”に関する情報メディア
(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

人間関係は、
こころの距離が
近づいたり離れたりと、
揺れ動きがあるものです。


パートナーとの関係は、
他の人間関係に比べて
その揺れ動きが
もたらす影響が
大きいのが特徴です。


こころの距離が近い時には、
相手と調整がとりやすく、
様々なことを分かち合うのは、
それほど大変ではないでしょう。


しかし、
こころの距離が
少しずつ離れはじめると、
相手と調整が難しくなり、
分かち合いが
困難になっていきます。


そうなると、
相手の欠点が
目につくようになり、
うまくいかなくなった責任を
相手に求めたくなるものです。


こうした気持ちに負けて、
相手の責任を
追及しはじめると、
関係は更に悪化し、
こころの距離は
どんどん離れていきます。


このようにして、
こころの距離が
離れれば離れるほど、
益々お互いに相手を
理解できなくなり、
調整と分かち合いが
出来なくなるといった
悪循環に陥ります。


そうした
悪循環が続くと
関係は傷ついて脆くなり、
破綻という最悪の結果を
招きかねません。


そうならないよう
歯止めをかけるためには、
どうすれば良いのでしょう?


その方法の一つは、
こころの距離が
離れはじめたと感じた時に、
相手の責任を追及するのでなく、
責任は、"はんぶんこ"
と考えることです。


そして、
こころの距離が
離れ始めたことに関する
自分の責任の範囲を考え、
その部分を埋め合わせる
努力をすることです。


そうすれば、
こころの距離が
それ以上離れるのを
防ぐことができます。


そして、
相手の責任を
追及するのでなく、
二人の関係を
良くするために
何が出来るかを考え、
実行することが肝要です。


それが
妥当なものであれば、
関係が回復して
こころの距離も
近づくでしょう。


そのようにして
こころの距離が
充分に近づいてから、
理解と調整と分かち合いを
行うことができれば、
歩み寄りができるようになり、
より良い解決策も
見出せるように
なるでしょう。





こころの距離は、
近づいたり離れたり、
揺れ動くものです。


バートナーシップを
維持するためには、
そうした揺れ動きに
上手に対処する術を
身につけておくことも、
重要と言えるのでは
ないでしょうか。


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