メンタルヘルス(後編) | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

グラッサー博士は、心の健康のためには、人間関係が大切であることを強調しています。

信頼と尊敬にもとずく人間関係。
愛情にあふれ、安心できる人間関係。
おだやかに話し合って調整できる人間関係。

人間関係の質が高まれば、心の健康も保ちやすくなります。

あたたかい人間関係を築くためには、外的コントロールを手放すことです。
そして、選択理論(内的コントロール)を実践することです。

また、グラッサー博士は今年の国際会議で「自分が選択理論を学ぶだけでなく、
他の人々に選択理論を教えていくことを期待している」とご自身の願いを話されていました。

薬物を使わなくても幸せになれる、ということを教えて欲しい。
暴力を使わなくても幸せになれる、ということを教えて欲しい。
外的コントロールを使わなくても効果的な人生を送ることが出来る、ということを教えて欲しい。

こうしたことは、選択理論を学ぶことで身に付けることができます。
学ぶことは、選択肢を増やすことにつながります。
その選択肢の中から人生に有益なものを選ぶのには、勇気が必要になるかもしれません。
しかし、賢明な選択をすることは、薬を使うよりもメンタルヘルス(心の健康)に役立つのは明らかです。(yoshi)