ほっこり 知恵袋

三軒茶屋の歯医者さん 下馬デンタルクリニックのブログです。詳しくはこちら⇒http://shimouma-dentalclinic.jp/


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糖尿病の人は、歯周病になりやすいと言われています。なぜでしょうか?
ベル糖尿病の方 口腔内の特徴
1. 傷が治りにくい。感染しやすい。
 血糖値の上昇によって、コラーゲンの合成阻害がおきます。特に、歯と歯槽骨を結びつける繊維である、歯根膜の繊維が破壊されやすくなります。歯肉の血流も悪くなり、微小血管障害となります。

2. 唾液の分泌量が少ない。
 糖尿病になると、浸透圧の関係で血中糖度が高くます。そのため、唾液の量が減少します。唾液量が減少すると、お口の中が乾き、口腔内の細菌が増殖します。従って、歯周病原因菌が増殖し、歯周病が悪化しやすいのです。

3. 糖尿病の合併症
糖尿病の合併症により、免疫力が低下すると歯周病原因菌が増殖します。歯周病菌が内毒素を出し、炎症性サイトカイン TNFαの産出を促します。このTNFαは、インスリンの働きを阻害します。インスリンは膵臓のβ細胞から出て血糖値を下げる役割をしますが、それが出来ないことによって、更に血糖値が上がってしまいます。

旗糖尿病の方へ 歯周病対策
血糖値のコントロール 
大体の目標値、許容範囲値
空腹時 100~160未満(mg/dl)
食後2時間 200未満(mg/dl)
体調の悪い時の受診はしない。(感染予防、低血糖予防)
プラークコントロール
具体的なブラッシング指導。歯ブラシの選択と歯間ブラシのサイズなど。
定期検診
歯周病は痛みがありません。自分では気付きにくいので、定期的に検診しましょう。

メモ感染症にかかりやすい時
生体防御機能の低下がある時
白血球の中の好中球に働きが低下しているため、回復が遅れます。
血管障害、神経障害などの合併症がある時
外傷などの痛みによる精神的ストレスがある時
外傷や炎症時の痛みがある時は、ストレスの影響で副腎皮質ホルモンが分泌します。これにより、タンパク質が分解し、体組織の治癒が遅れ、感染しやすくなります。

手紙糖尿病の方へ
糖尿病で、既に治療中で血糖値のコントロールが出来ている方も多くいます。
その方々の口腔内は、出血も腫脹もなく安定しています。ただし、口腔内は乾燥して唾液は少ないように感じました。こういう場合は、プラークコントロールの徹底をして、細菌数減らすとよいです。さらに、保湿を心掛けましょう。口腔内の保湿ジェルもありますので、使用するとよいです。夜間就寝時の口腔乾燥はマスクを使用するとよいですよ。カゼ
歯周病は3つの因子によって成り立ちます。
細菌因子 嫌気性菌など。
宿主因子 
生体防御、年齢、糖尿病、合併症など。
環境因子 
喫煙、食生活、生活習慣など。
歯周病は、宿主因子低下している状態です。それを補うために、環境因子や細菌因子の整備が必要です。
糖尿病ではない人よりも、その点を気を付ければよいのです。血糖値のコントロール同様に、プラークコントロールもきちんと行えば、炎症性サイトカインのTNFαも減少します。すると、血糖値も減少し、糖尿病が改善されます。特に、歯間ブラシの使用はとても有効だと思います。歯間部は歯ブラシだけでは落ちにくいのです。セルフケアとプロによるプロフェッショナルケアはとても大切です。定期検診は是非していきましょう。ニコニコ






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