魚売りのおばさんカネリ | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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栗の尾峠とカネリ

カネリ(頭上に魚の桶を乗せた安岡からの魚売り)、昭和14年ごろまで安岡のカネリと呼ばれた女性の魚売りが、山の口を通り市街地(唐戸・三百目)を回り行商をしていた。

平家の落人が伊崎・安岡・吉見にすみつき漁師となり、妻がカネリとして高級魚を行商して売りさばいていた。帰路には林事務所上の急坂を喘ぎながら登り、夏にはすわりこみ海峡を行き交う真帆白帆をながめながら休息をとり、峠(栗の尾峠)越えに一里山坂をおり名水といわれた井戸水で喉をうるおし家路についたそうです。(「山の口町史」より)

そのカネリが高級魚を運んだ場所は、赤間関の市場。北浦からの行商人やカネリと呼ばれた女性の魚売りでにぎわった「赤岸通り」。この栗の尾峠を歩いて当時を偲びます。

1920年、赤線: 旧北浦街道

安岡漁港から梶栗、赤田の辻、垢田八幡宮前、山ノ田交差点近く、下関酒造の前を経由する。


参考