家族の一員のマルが

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お空へいきました。


マルの病気が分かってからの経過や

日々の思いを綴りました。

どうしても残しておきたくて。

長いです






2020年になり、

相変わらずおてんばのマル


あれ?マル痩せた?


体つきがブリブリしていたマルなのに

ふと背中を触った瞬間に

骨ボネしい感じが。

なんか違う。


他にも、トイレに行く頻度が多かったり

(でもおしっこは少量)

日々のマルの行動に違和感を感じた


膀胱炎?かな


病院へ連れて行く


2月中旬に検査をしてもらった

血液検査や

X線検査や尿検査をしたりあれこれと。

お腹の超音波検査では

膀胱のあたりに影があると。


次の日に

尿道に管を入れて細胞を取り

検査にかけることにしました


マル クタクタだよね

ごめんよ

伸びた毛をカットするだけでも

お家に帰ってきたら

疲れた〜ってすぐ寝る位だもんね

2日間たくさんの検査がんばったね



一週間後、検査結果は


「軽度の異型性を伴う移行上皮の出現」と。


確実に普通ではないなという感じ。

病名はこれという判断は難しいと。


先生は、

もう少し詳しい検査をするようなら

前の細胞を使って遺伝子検査が出来るということなので即お願いしました



1週間後の229日、検査結果は


「移行上皮癌もしくは

 前立腺癌である可能性が極めて高い」と

いう診断でした


マルが癌。


余命12ヶ月と。


マルと一緒に居られるのが

12ヶ月しかないの?


信じたくなかった

信じたくなかった



手術は?!手術!!


っと、とっさに言ってしまったが


マルは12

手術に耐えられるのか

乗り越えられるのか

手術中にもしかしたら、、

という事もあると思うと

無理をさせられない



主人と話し合った結果、



手術はやめよう



マルが頑張ることはもうないのだ

ただただ毎日のんびり好きなことを

していてほしいのだ


私たちは

マルが楽ちんな状態で

お家で穏やかに過ごして欲しいと思いました

根治ではなく延命治療を選びました



この日はたくさん泣きました



この時マルは

わたしの隣で気持ちよく寝ていた

彼女は何も感じてないかな きっと

でもずっと私が鼻をすすっているので

どうしたの?って思っているかもしれません

でもこっちを向かずに寝てるので

本当にわかってないかもしれませんね

それでいいです それでいいです

それでいいんです、


私はビールを飲んだよ

飲んでないとやってられないってやつです


悲しくて悲しくて

涙で顔がぐちゃぐちゃになったけど

この状況をしっかり受け入れなきゃと

自身に何度も言い聞かせたよ


泣いてばかりいたら

マルが心配しちゃうから

なるべく一緒にいる時は笑顔で

いつも通りで過ごそうと努力したけど

顔を眺めていると

やっぱり涙が溢れてきます

でもいつまでも

メソメソしていられない

この日からマルとのいろんな瞬間を

心に目に焼きつけながら

より大切に過ごそうと思いました



マルの毎日の小さな変化も見逃さないように

いつもそばにいました

血尿があったり

頻尿は相変わらずで

一人でスタスタ歩いてトイレに行って

リビングに戻ってきて数分後にまたトイレへ。

腫瘍が邪魔してるんだろね、きっと

おしっこしたいけど出にくいんだよね


薬はカプセルと粉薬を交互にご飯に混ぜて

あげてました

がんの細胞が増えるのを抑制したり

がんに血液(栄養)を運ぶ血管が作られないようにする薬だそうです


最初はちゃんとカプセルを飲んでくれるか

心配でしたが、

初めて食べさせた柔らかいササミに混ぜて

あげてみたら

ササミの美味しさに感動したのか、

カプセルの存在に気づかずペロリと完食。


よかったー、!!

これでマルの命が守られる!!

そんな気持ちで毎日ご飯をあげてました

(今日もちゃんと食べてくれますように..って祈ったよ)


マルの今までの日課は

ご飯を食べて遊んで寝ての繰り返し。

私たちが仕事から帰ってくると

玄関までお帰り!って駆け寄ってきてくれてたけど、

病気になってからは それも難しくなり

食べて寝ての繰り返しになりました


いつも遊んでたぬいぐるみを

顔の前に持ってきてもキョトンとした顔

マル!遊ぶー?!ってふっかけても

興味なさそうでさ。


んま しょうがないよね うん



ちょっとホッとしたのは

マルと一緒に誕生日を迎えられたこと

お互い3月が誕生日。

マル〜おめでとうーーーーーー!!!

これからもよろしくね

いつもそばにいるからね





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