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2016年03月31日

折合

テーマ:読書
最近の旅行記ブームでAmazonをウロウロしていたら、沢木耕太郎氏の読んでない旅行記を発見サーチ

一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)/講談社

¥555
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で、読む。
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が、何かが違うむっ
氏のベトナム旅行記と高峰秀子氏との対談の二部構成なのですが、前半のベトナム旅行記で著者はサイゴンでマジェスティク・ホテルに数日間滞在し、ホテルの屋上にある「ブリーズ・スカイ・バー」で一杯400円のカクテルを飲むカクテルグラス
しかもバーでの勘定はカードで「サインをする」えっ
実はマジェスティクを選んだのにも理由があるのですが、その理由を差し引いても『深夜特急』から読んでいる者からするとショックの連続ショック!

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)/新潮社

¥497
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さらにサイゴンからバスで移動した先のある日の夕食。
ホテルのレストランに行く。
そこはバイキング・スタイルの夕食ナイフとフォーク
でもその夜は「バーベキューを中心にしたバイキング」だったよう。
でも氏は

「おなかは空いていたが、なんとなくバーベキューには食欲が湧いてこなかった。」

と言って泊っているコテージのサンデッキでビールとポテトチップ、シナモンロールで簡単な夕食を摂るのです。
もう我々の知っているバスターミナルで夜を過ごしチャイ1杯で腹を満たす沢木耕太郎ではないようです。

このベトナム行きは氏が幾つの時のことだろうむっはてなマーク
どうもブラジルで氏が墜落してから1年後という記述がある。
本棚に並んでいる氏の『イルカと墜落』をみてみると

イルカと墜落 (文春文庫)/文藝春秋

¥545
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長野オリンピックが4年前というから、ベトナム行きは2003年ごろと推測できる。
氏は1947(昭和22)年生まれだから、ベトナムに行ったのは氏が55歳の時。
そうか、55歳か…むっ
本の中にはバックパックでユーラシアを横断しら沢木耕太郎ではなく、下井の10歳年上の沢木耕太郎がいたのです。

氏自身も自身の変化に気がつき、当惑しているようですえっ
本の中で、古いペルシャの書『カーブース・ナーメ』にある

「若いうちは若者らしく、歳をとったら年寄りらしくせよ」

という一節を引用します。
そして若いバックパッカーを見ては昔の自分にその姿を重ね合わせ、旅する老夫婦の姿を見ればまだ自分は若いとなだめます。
著者自身が昔の自分との折り合いがつかずに緩衝地帯を漂うような、そしてその漂いに読者が自分の変化を投影し、共感したり違和感を感じたりする一冊。
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2016年03月30日

結果

テーマ:下井班・下井研究室
昨29日は2月28日(日)に実施された第51回理学療法士国家試験の合格発表日でした。
今年は受験者は12,515人(前年比480人増)で、合格者9,272人(同680人減)、合格率は74.1%(同8.6ポイント低)と5年ぶりに8割を切ったようです。
(リンク:医療介護CBニュース

国際医療福祉大学保健医療学部理学療法学科は108人受験し、101名が合格、合格率は93.5%となりました。
100%の道はなかなか厳しいですねガックリ


毎度ドメスティックな話で申し訳ありませんが、先日卒業式を迎えた下井班18期生は10名全員合格となりましたクラッカー
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今回の国家試験合格は、もちろん自分たちの努力の賜ですが、その影にはこういう人たちが
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仕事を休んでやってきて応援してくれたことも忘れないように。
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でも
下井班18期生へ
本当におめでとう合格
4月からは理学療法士としてしっかりと社会貢献するようにメラメラ
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2016年03月29日

両価

テーマ:読書
たしか『村上春樹 雑文集』にもありましたし

村上春樹 雑文集 (新潮文庫)/新潮社

¥810
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『職業としての小説家』の最終章でもとりあげられていた河合隼雄氏。

職業としての小説家 (Switch library)/スイッチパブリッシング

¥1,944
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日本人として初めてユング研究所にてユング派分析家の資格を取得した、ユング心理学(分析心理学)の権威。
箱庭療法を日本へ初めて導入した人でもあります。
箱庭療法…ガーン
国家試験前に勉強しました。
それ以上でも、それ以下でもありませんしょぼん

その河合隼雄氏と村上春樹氏との対談集。
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村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)/新潮社

¥529
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ページ数は220ページほど。
さらに対談内容に両氏が解説する「フットノート」分の余白があるので、文量としてはそれほどでもありません。
でも、読んでいて全然ページが進みません。
「物語」というテーマを軸にいろいろに展開するのですが、その「物語」というキーワードそれ自体が個人的になかなか難解でした。
物語を「ナラティブ」に置換していいのかもまだわかっていません。
ピンと来ていない、こなかったというのが正直なところだと思います。

さらにその「物語」を軸に展開される話、例えば心理療法とか暴力とか偶然とか、その話の振れ幅が大きく過ぎて、これまた簡単に両氏に置いていかれますDASH!
でも逆にその振れ幅ゆえのコンテンツの多様性を味わうのが読み方かと。

さらにさらに河合氏が村上文学の読者(ファンむっはてなマーク)、特に専門である心理学的見地から作品を読む人であるため、話の内容が氏の作品にグッと入り込んでいく展開がしばしば。
2人の考えのスピード感が速くて取り残されるような、なんか異次元の世界を突っ走る2人をこっち側から覗いているようなそんな本。

読めたのが全体の3~4割。
自分のものにできたのがその半分、全体の2割くらいという感触。
とにかく読むのに相当のエネルギーが必要な本でした。
しばらくの間、村上春樹から離れてみたいと思う一方で、氏の小説の世界に足を踏み入れてみようかと思わせる、アンビバレンツな一冊。
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