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2015年09月30日

報告

テーマ:下井班・下井研究室
後期授業も始まり、夏期休暇中に実施されていた各学年の実習報告会が連続しています。

まずは1年生の基礎実習。
まず大雨の10日に施設見学目
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そして16日に報告会。
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昨年度から見学した施設に連動する模擬患者演習を組み合わせて実習を展開していますが、施設見学で学んだ内容を踏まえて演習内容を報告します。
今回の実習の施設見学では、ものすごく興味深い協同学習を実践してくれたので、彼らの模擬患者演習もしっかり、まとまったものになったと思います。
シルバーウィークが入ってしまい、適時にリフレクションができなかったのがちょっと残念ですが、彼らなりの学びが獲得できたのではないかと思っています。


そして先週末の26・27日は3年生の評価実習、4年生の総合臨床実習の報告会を開催。
が、4年生の報告会がなかなかの有様ガーン
下井班ではスライドを使用して実習報告をしています。
実習地でも報告会があるのですが、実習が終わってスライドを作りながら改めて考えたり、まとめてみると気がつくこともあると考えているからです。
が、実習が終わってから3か月の期間があるにもかかわらず、スライドの未完成が少なくとも2人ガーン
前日の夜にスライドを作っていたらPCがフリーズしてしまったのが1名カゼ
嗚呼やっつけ仕事…しょぼん
さらには配布資料でもあるレジュメの印刷が間に合わない学生が1名ドンッ
レジュメがまだ完成していない学生が少なくとも1名メラメラ

もうほとんど世紀末状態ドクロ
今までは実習報告会にもう少し緊張感があったと思うのですが、気のせいでしょうかむっ
そんな状態なので、わざわざ週末を潰して報告会をやることもないと判断して、4年生の報告会は途中で終了としました。

全くお恥ずかしい話。
担当教員として、指導力の無さを痛感しょぼん
ゼミのカリキュラムを再考しなければいけないと思っています。


さらには28日は4年生の追加実習の報告会。
下井班からはなんと2人が追加実習対象となっています。
が、その発表内容がなかなかのものえっ
もちろん親身に指導してくれた現場の実習指導者の賜なのですが、自分の問題点を省察し、その問題点を解決するためにしっかりと実習に取り組んだ成果かと。
追加実習対象の2名についても、ある程度の自己効力感が獲得できているようですし、その自己評価はけっして過剰なものではないと思っています。

うまくいくところがあれば、うまくいかないところもあって。
教育は「生もの」、という尊敬する先生の言葉が思い出されます。


考えてみると、学生たちは実習が終わった時点で全てが終わったと考えている可能性が高い。
それは大きな勘違いだ。
実習でうまく言ったこと、そしてうまくいかなかったこと、それらを実習後に改めてもう一度振り返って、もう一度考えて、まとめて、そして次の行動につなげることが重要。
この過程なくして専門職とはなれない。
それこそが省察。
行為の後の省察。
そのために実習報告会がある。

考えてみるとそういうことをきっちりと学生に説明していなかったかもしれません。
だから彼らにとってみれば、実習報告会は単なる実習がらみのイベントの1つでしかならなかったのかもしれません。
これは教員として怠慢だったと反省。
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2015年09月29日

犬食

テーマ:読書
ミャンマー学会ツアーの帰路。
ミャンマー滞在中にガッツリ集中して読んでしまった『物語 ビルマの歴史』の後

物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで (中公新書)/中央公論新社

¥1,080
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少し柔らかい文が読みたいと思って、途中まで読んで道中に持っていった『ステーキを下町で』を帰路の機内で読了。
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ステーキを下町で (文春文庫)/文藝春秋

¥626
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著者平松洋子氏が『オール讀物』で連載しているエッセイ「いまの味」を集めたもの。
今年8月に上梓された新刊(文庫)で、これが平積みされていたのを見つけたところから、平松洋子マイブームが始まってます。

サンドウィッチは銀座で (文春文庫)/文藝春秋

¥594
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野蛮な読書 (集英社文庫)/集英社

¥648
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前作『サンドウィッチは…』が東京近郊のネタが多かったのに対して、本作は帯広の豚丼、鹿児島の黒豚、津軽、沖縄、京都、根室、風間浦(青森)、三陸と、東京、大阪以外のネタが大半を占め、紀行文的な浮遊感があります。
ただし平松氏独特の繊細な日本語使いによる「食」の表現はもちろん健在で、韓国料理「三合(サムハップ)」の件などは垂涎ものショック!

そしてやはり解説が面白い合格
解説は江弘毅(こうひろき)氏。
調べてみると関西で活躍する編集者。
本人も「食」に関する文章を書く人のようで、インターネット版の関西圏のグルメ情報誌「あまから手帖」で、『食べること、飲むことについて毎日考える』というエッセイを連載されています。
氏の「食」評は共感するところが多く、例えば

「(前略)京・大阪の店としての『うまいもん屋』は、店が料理やサービスを提供し、客がそれを消費するという一義的、一方向的な関係性ではなく、うまいもん(皿の上の料理)+屋(店や街としての空間自体)の双方がコミュニケーション的に相互嵌入して成り立っている(後略)」

つまり、料理×場(空間)で「味」が形成されると言います。
確かに「キタナシュラン」なんかはその典型かとにひひ
ただし、それをみごとな表現力で再現するその筆致は、平松氏同様。


ただ、『サンドウィッチは…』同様、谷口ジロー氏の挿画があって、著者が尋ねたお店と尋ねた時の様子をレポートしてくれているのですが、これに登場するK田青年の食べ方が汚くて不愉快。
肘をついた犬食いガーン
先日行ったミャンマーを思い出させる食べ方ドクロ
「食」の本にもかかわらず、その「食」に対する日本が誇るべき「躾」と「文化」を無視した絵面が展開されるというショックガーン
なんであのシーンを採用したんだろう。
これで全てが台無しかと。
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2015年09月28日

学校

テーマ:教育
先日読んだ『残念な教員 学校教育の失敗学』の中で著者が

残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書)/光文社

¥864
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「(前略、教員養成系大学を卒業した若手でも)大学時代に全然学んできていないもの。斎藤喜博も東井義雄もしらないからね。(後略)」

と言うある関西の中学校長の言葉を引用したり、その斎藤喜博の著書からも引用していたりしていました。
たしかに知りません、斎藤喜博…ガーン


なので、さっそくAmazonでクリックがま口財布

君の可能性―なぜ学校に行くのか (ちくま文庫)/筑摩書房

¥734
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タイトルは『君の可能性』というように「君」とあって、さらに副題に「なぜ学校に行くのか」とあります。
しかも字面も白く、文中では常に「みなさんは」と問いかけます。
中等教育、特に中学生に向けて書かれた本。
でも、「あとがき」で著者本人が書いているように、中学生や高校生に書きながらも、そのメッセージは大人、特に教員に向けられたものになっています。
読者のreadinessに沿った読み方ができるという点で、「ボーダレス」でグローバルな本かと思います。

もちろん教員としてこの本を読んだのですが、読み始めは非常に観念的で、道徳論のような内容から始まります。
なので、その理想論過ぎる教育観の「美しさ」がどうしても鼻についてしまって、疲れてしまうのですが、次第に著者の実直で現実的な教育論が展開され、購入した週末がちょうど学会出張だったので、その道中で読みだしたら
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止まらなくなってしまいましたにひひ
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トピックは、やはり「なぜ学校に行くのか」という副題にあるように、教育における「学校」というシステムの存在意義。
それを簡潔に解説してくれます。
が、個人的には学校という社会が与える「ヒドゥン・カリキュラム」に関する著者の論が非常に勉強になりました。
つまり様々な生徒、様々な教員が集う社会である学校そのものが、それら構成メンバーの相互作用が発生する(教員が発生させる)という意味で、協同学習であるという考え方は非常に新鮮でした。
今までは協同学習は教授法の1つと考えていたのですが、協同学習のない学校はない、という著者の論は学校とは何かについて改めて考えるきっかけを与えてくれましたし、そういう集団から多様性を発見し、学ぶという学校のあり方はIPEに通じるものがあって勉強になりました。


さらに解説は佐藤学先生メラメラ
佐藤先生による斎藤先生の「人生観」「子ども観」解説はやはりわかりやすいラブラブ!
そして佐藤先生も斎藤先生が「非独創的な努力進行型の硬直した真面目さを何よりも軽蔑していた」と書いているように、学校という社会の構成メンバーの1人である教員には、ある意味アナーキズムを求めていますえっ
この論には、いいように解釈してにやけちゃいましたにひひ


大村はまとともに、教員として重読すべき一冊かと

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)/筑摩書房

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