今日は授業が終わってから
新しいクランプの撮影、クランプとトリマーの使い方などの実践をしました
女性の生徒さん作品
「厨子」
木の魅力、美しさを最大限に引き出された作品
見入ってしまうほど見事な作品でした!
扉を開くと・・・・驚くしかない素晴らしい玉杢が姿を現します
なんとも・・・・・・言葉が浮かんできません
この作品は
大切な思い出の品を入れるために制作された厨子です
木材倉庫に教室がオープンする前からあった
ホコリをかぶった一枚の杢入りタモ板と生徒さんとの出会いから
始まった厨子制作
この複雑な木目を生かすため、逆目をおこさないために
普段とは違う方法で板の表面を削り
これだけの板は同じものが無いので
一枚の板とにらめっこして厨子に必要なサイズを割り出して慎重に板をカット
裏板の板の貼り合せ、ホゾ加工そして仮組
板の状態で拭き漆を塗っては磨きを5回繰り返し
本組し金物を付けて完成させられました
板の表情を生かすために、天板と底板には耳を付けたまま使っています
この耳にも玉杢独特の丸い突起が付いていました
漆の色が素敵です
教室では漆塗りはできないので、ご自宅で塗られたんです!
生徒さんの行動力恐れ入ります・・・・・
ニューヨークを旅行された時に
たまたま開催されていたフリーマーケットみたいな場所で購入されたもの
今では珍しいエボナイトのツマミを取り付けられました
「エボナイト」生徒さんから教えてもらうまで知らなかった素材
昔は誰でも知っている言葉だったみたいで
パソコンで調べてみると
硬く光沢を持ったゴムだと説明してありました
ほんとに・・・ここまであの板を生かすとは
木が喜んでいるでしょうね
自分の手元に来なくてよかったぁ
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