2月23日月曜日。バイトが終わった直後の夜0時。
先輩が春から住む家を見に行くと言うのでホイホイ付いて行った。
目的地は東京都郊外。

俺はとにかくラーメン二郎が食いたかった。
たまに頭がおかしくなりそうなくらい二郎が食いたくなって
一人でのたうち回りながら禁断症状に震える夜を何度も過ごした。
田舎者が二郎の味を知ってしまった末路は悲惨である。まさに禁断の果実。

半笑いでフヒヒとヨダレを垂らしながら車に揺られること4時間半。
目的地の家に到着した。早朝4時45分。辺りはまだ暗い。
しかしちょっとボロいけど都内一戸建てとはなんという新社会人。
家賃ではなく固定資産税を納めるなんて聞いたことねーよ。
早速中に入ろうとすると

「アレ・・・?開かない」

カギが上下に二つあるのだが、上しか回らない。
しかしここまで来て中に入れずノコノコ帰る俺達ではない。
ご近所の迷惑にならないよう窓をガタガタしたり
扉をギシギシしながら開いている所が無いか調べた。
すると台所の窓のカギが開いているではないか。

だが窓には木の格子があり、このままでは入れない。
残る道は破壊あるのみ。

ライダーであり、サンデーメカニックでもある我々は
いつどこにいても工具の携帯を忘れない。
緊急事態に応急処置もできないようでは・・・
ってオイオイ、釘抜き付きのハンマーまであんのかよ!

準備の良さに感心しながら格子を破壊していると
お隣さんの家の電気が付いた。見るとオバチャンが外で歯を磨いている。
早朝5時に台所の格子の釘をギシギシ抜く俺。
どう見ても不審者です。本当にありがとうございました。
とりあえずこの家のオーナーである先輩に事情を説明してもらった。
そしてついに格子を破壊!中への進入に成功した!

早速中から玄関のドアを開けようとすると
ん?開かなかった下のカギが開いてる?
どうやら上のカギの調子が悪くてうまく回っていなかった模様。
こんなの壊し損じゃないか。

中に入ると一年半使われていなかった家はホコリが積もり
いろいろと大変なことになっていた。
工具は持っていても掃除道具を持っていなかったので
近くの100均コンビニに掃除道具を買出しに行き、
モップをかけたり荒れた庭の草を刈ったりした。

すると裏の家のオバチャンがやってきた。
話によると俺達が掃除道具の買出しに行っている間に
隣のオバチャンと話し合った結果、
あいつらやっぱ不審者だっただろ。という結論に達したらしい。
そりゃそうだよね。反論の余地も無いです。ごめんなさい。
でもオバチャンは疑ってごめんなさいねと
お菓子をいっぱい買ってきてくれた。お茶まで出してくれた。


僕と煙草とセミダブルベット-PAP_0262.JPG


悪いことした気分でいっぱいです。本当にごめんなさい。

その後、ニンニク増し→宇都宮餃子「正嗣(まさし)」の
ニンニクコンボで先程帰宅。帰りの車内はガス室でした。
疲れたけど楽しかった。