暑い日が続いております。暑中お見舞い申し上げます。
小杉の漢方相談薬局 清水薬局のおやじです。
先週の日曜日は等々力公園の市営プールで泳いできました。
トドがとどろきで泳いでいるようなものなのですが大人用プールは日曜日でも意外とすいていてちゃんと(横にですが)泳げました。
当然のように健全なプール風景ですな。大人用の半分は底上げして遊べるようになっていますので大人300円でも楽しめますよ。
さて熱中症は暑いからと言ってなるわけではありません。体温調整ができなくなっておこるわけです。
たとえばサウナは室温が80度ちかくてもすぐには体温は上がりません、汗をかくことによって蒸発熱で体温が上がるのを防いでいます。体脂肪もまた保冷材のように急な体温変化を防いでくれます。
逆に考えると熱中症の起こりやすい条件とは温度と湿度が高い状態が長く続く事です。無風で湿度が高いと汗が蒸発しないので身体を冷やしてもらえません。脂肪も一度あたたまってしまうと冷す効果はなくなってしまいます。水を飲まなくて脱水を起こしてしまうと汗をかくことができなくなります。また汗はただの水ではありません。体液から生み出されるものですので水とミネラルが必須です。
ミネラルとしてはナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウムが重要です。塩にはナトリウムと塩素しか含まれていないので不十分です。食品としておすすめなのは梅干しです。保存性もよく糖代謝に必須なクエン酸なども豊富で非常に優れた食品です。
水というとスポーツ飲料を思い出すのですが飲みやすくするために糖をたくさん加えている場合があり、補水には役立たないこともあります。特に高齢の方は糖耐能が低くなっている場合があるので気を付けましょう。
熱中症で一番困るのはどの臓器でしょう。体温が38度5分以上になると脳の機能が障害されます。簡単に考えれば風邪で高熱の時のような、めまいやふわふわしたり、うわごとを言ったり、苦しくなったり、頭が痛くなる、筋肉の引きつりなどの症状が危険信号です。
それ以上になると意識障害をおこします。そうなると脳の体温中枢がだめになって悪性高熱症から死に至ることがあるので救急車を呼びましょう。
危険信号が出たら服を緩めて座って首筋やわきの下、足の付け根などを氷水などで冷やしてください。これは大きな血管を冷やすことによって脳に運ばれる血液を冷して最終的に脳を冷やしているわけです。
過労や睡眠不足、風邪、胃腸障害などはこれを悪化させる要因になります。また、急激な温度の変化も一因となります。低体温の人はより低い温度でも熱中症になる可能性があります。気を付けましょう。
夏バテや夏の疲れにはレオ.....(以下略)