小杉の漢方相談薬局 清水薬局のおやじです。
痔のその2です。
巷ではいぼ痔と呼ばれていますが、正式には肛門と直腸の間にある歯状線よりも中にできるのは内痔核、外にできるのが外痔核です。いぼではなく近くにある静脈の集まりの腫れによる静脈のこぶ(瘤)です。内痔核は痛みを感じる神経が少ないのであまり痛みがありません。
内痔核 トイレットペーパーで拭くときに血がついていて初めて気がつく、またはぽたぽたと血が落ちるのでびっくりして気がつくということがあります。実際、自分で肛門の中をのぞくわけではありませんから、内痔核が大きくなって肛門に挟まって違和感をおぼえたりしない限りどうなっているのかはわからないわけです。こぶはやわらかい内臓粘膜ですから硬い便でこすられると傷がついて簡単に出血しますし、傷ついた部分が再びこすられればまた出血します。出血がなくてもこぶが脱出するようだと治療が必要です。女性が出産時になることも多いですが、出たこぶは必ず中に戻してくださいね。出たままだと悪化します。
外痔核は出来れば痛みもあるし、比較的わかりやすいと思います。肛門のほうが皮膚が硬いので外痔核があれば内痔核もあると思っていただいたほうがいいかもしれません。
ではなんでこぶが出来るのでしょうか?と、その3につづきます。(まじめでつまらないといわれましたが我慢してくださいね)