小杉の漢方相談薬局清水薬局のオヤジです。昨日の読売新聞にうがいのときに水、ヨウ素系殺菌うがい薬、うがいをしない群の中で風邪を引きやすさを比較していました。
その結果、水が最も効果があったということです。ヨウ素系殺菌うがい薬のメーカーには打撃ですが、理由としては直接的な粘膜障害作用と口の中の正常細菌叢の破壊によるのではないかとの事です。
他のうがい薬の中にも大体殺菌剤が配合されているので、うがい薬は使わずに昔から言われているようにぬるま湯の薄い塩水が一番いいのかもしれません。
この手の疫学的調査はなかなか評価が難しいのですが、ニンニク熟成エキスでも風邪に対して同じような文献があります。風邪に正常な細菌叢を乱す抗生剤の乱用はやっと控えられる傾向になってきましたが、症状をとるのではなく、ならない力、なっても治る力が重要なのです。
今年は夏が暑くて長かったのと、11月から急に寒くなったのでインフルエンザも他の風邪も立ち上がりが早いようです。身体は正直です、無理せず、睡眠と栄養をとり、感染予防でがんばりましょう。