石合わせと爪の修正 | Shimizu 輪工房のブログ

石合わせと爪の修正

今回は修理ネタ。

 

10年程前に他店様でご購入のリングのダイヤモンドがなくなってしまったので新たに入れて欲しいとのご依頼でした。

 

 

お預かりしたのがコチラ。

 

 

ご予算内でキレイなダイヤモンドを選んでいただきました。

 

 

石合わせはよくお受けするの内容なのですが、、、

 

何かがおかしい…

 

お預かりしたプラチナのリング枠ですが、2点でしか留めた形跡がなく、本当に2点で大丈夫なのかぁ~!? と思いつつ試しに留めてみたら、案の定少し押さえただけで石が動いてしまいます。

 

きちんと4点で留められるように修正しました。

 

 

 

お客さまに詳しく聞いたところ、約10年前にお渡しになって、すぐに石が外れてしまった模様…。

恐らく、奥さまが申し訳なさから旦那さんにナイショで10年間隠し持っていたのを最近発見して、当店にご依頼くださいました。

長い間、申し訳なさから言い出せなかった奥様の気持ちを考えると不憫でなりません。

 

ちなみにこちらのリング、国内の某有名ブランドのものです。

 

有名ブランドでも小さな工房でも、最後の作業や検品等は人間が行うものです。人間なのでミスもあるのでしょうが、、、

 

お手持ちのジュエリー等、不安箇所がある場合はお気軽にご相談くださいm(。・ε・。)m