考え、調べることは大切です。 | やっぱりせっかくだから今日も笑顔で!~渋谷で働く行政書士&法律系講師のブログ

1月29日に行政書士試験合格発表がありました。

合格者の皆様、合格おめでとうございます。

残念だった方も、諦めずに勉強を続けてもらえたらなと思います。

 

さて、令和元年度行政書士試験受験生にとっては合格発表は大きな出来事でしたが、世の大半の人からしてみれば、自分には関係のない出来事。受験者は約4万(正確には39,821)人ということなので、世界人口約77億人と比較すると、たったの0.000005%です。なんだか色々と考えさせられますよね。

 

そして、今の社会一般の関心事の1つは、新型コロナウィルス感染症でしょう。

ご存知のとおり、昨日1月31日には、日本では、湖北省に滞在していた外国人等の入国を拒否するという判断がなされました。

これは、出入国管理及び難民認定法(いわゆる入管法)に基づく措置です。

入管法5条1項は、「次の各号のいずれかに該当する外国人は、本邦に上陸することができない。」として上陸拒否事由を規定しています。

そのうちの14号が「前各号に掲げる者を除くほか、法務大臣において日本国の利益又は公安を害する行為を行うおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者」とされ、いわゆる利益公安条項と言われるものです。

 

なお、日本経済新聞によると「入国拒否は出入国管理法に基づく対応で、特定の国や地域を対象に適用するのは初めて。」とのこと。異例の対応ですね。

 

法律を勉強する人にとって、移動の制約などの権利の制限がなされる場合、どのような法的な根拠に基づいてなされるかを考える、調べてみることは、とても大切なことだと思います。