行政書士受験生に六法は必要なの? | やっぱりせっかくだから今日も笑顔で!~渋谷で働く行政書士&法律系講師のブログ

最近、来年講義を担当する行政書士の研修会の前打合せをしていました。

そのとき、研修グループのとある先生が、「最近はあまり六法をひいたことがないという行政書士も結構いるんですよ」と話されていました。

個人的には、「ほんとかな~?」とも思いましたが、まあその先生の感覚ではそうなんだろうと思います。

 

六法をひかなくても試験に受かるか?と言われると、絶対六法がなければ受からないとは言いません。

テキストなどは、少し読みづらい条文も一人で読解できるように簡単な表現に直して書きます。そういう意味では、テキスト読んだ方が分かりやすいし、覚えやすいだろうと思います。

 

でも、やっぱり六法はもってて欲しいし、ひいて欲しいと思います。

 

行政書士となった後、疑問に思ったことを調べたいときに、必ずよりどころにすべきものは、やっぱり条文です。条文に裏打ちされた情報だから自信をもって対応できるんです。

 

ネットでどこぞの行政書士がこう書いていたとか、誰々先生はこう言っていたとか、もちろん、法律の条文を調べるよりも、簡単に答えらしいことを見つけることはできます。でも、その情報は正しいか分からないのです。実際、ネットで調べてる最中に、「おいおい、それは行政書士ができないだろ...」と思うような行政書士のホームページも見かけます。

ということで、行政書士は簡単に答えらしき情報を入手しても、最後は必ず条文を調べて、その情報が正確なのかを確認しなければいけません。

 

だから、受験時代から、基本的な法律の条文を何度も読んで、条文を読むことに慣れてほしいんです。しかも、受験生であれば、「先生、この条文、こうやって読むんですか?」って質問しても全然恥ずかしくないし、してもいいことなんです。行政書士になってからは基本的にできないですよ、そんなことを他人に聴くの。

効率も大事ですが、資格試験は受かってから後に真の価値があるんです。効率の名のもとに切り落としていいものと悪いものがあります。受験生である今のうちから六法で条文を読むことはとても大切なんです。