◆Keep Believing KARA
※専属契約解除騒動の総括記事のようなものがありました。全てが本当なのかはいまだに分かりませんが、要点を捉えて分かりやすく書いてありましたのでUPしておきます。
■「KARA」契約解除騒動の真相…分裂危機に至った本当の訳とは |
日本でも人気の韓国・5人組女性アイドルグループ「KARA(カラ)」の3人が所属事務所に専属契約の解除を通告した騒動は収まりをみせない。“黒幕”とウワサされた人物が表舞台に登場、事務所と双方で「法的措置を辞さない」と真っ向から対立。5人体制での活動継続では合意したが、予断を許さない状況だ。突然の通告の訳はカネか、人間関係か、「人格を冒涜(ぼうとく)された」からか。経緯を追っていくと韓国芸能界に巣くう特有の事情も浮かんでくる。(桜井紀雄)
“黒幕”が表舞台に…「話が違う」とネットでバッシングも
「黒幕にされたからには表立ってKARAを助ける」。韓国のドラマ制作会社代表の男性が26日、こう告げ、契約解除を通告した3人の後見人になることを表明した。
騒動の影の仕掛け人として韓国メディアに追われていた人物だ。メンバーのうちニコル(19)の母親と25年来の付き合いで、「40億ウォン(約3億円)でグループを引き抜こうとした」とのウワサが持ち上がっていた。
代表は韓国・聯合ニュースの取材に「私が黒幕とは笑ってしまう」と「40億ウォン説」を否定しながらも「助けているのは事実。他のメンバーの両親もよく知っており、アドバイスしてきた」と親との接触を認めた。
代表が表舞台に立たざるを得なくなった事情がある。業界団体の「韓国芸能制作社協会」が代表を名指しで「専属契約中の芸能人を誘惑し、業界を混乱させる者には、法的対応はもちろん芸能界から追放する」と強硬姿勢を示し、メンバーに送ったメール内容まで公開したからだ。
メールには、《優秀なマネジャーと車も全て準備しているので、必要ならいつでもコール(電話して)。スタッフの連絡先を送ります。マネジャーは補充するつもり。○○チーム長が活動全般の責任を負います》と引き抜きをにおわせる内容が記されていた。
しかし、事務所側が「黒幕への法的措置に着手した」と発表すると、後見人表明からわずか5時間後に後見人をとりやめ、「私への名誉毀損(きそん)で法的対応を辞さない」と徹底抗戦を宣言した。
とはいえ、他の芸能業界団体まで「黒幕には断固として対処し、芸能界から永久追放する」と表明し、“白馬の騎士”のようにいったんは名乗りでたものの、代表にとっては不利な風向きだ。
《最初と話が違う》《事務所も被害者ではないか》。一方的に事務所の責任としていた契約解除通告側の説明と違う事態の推移に、韓国のネットでは3人へのバッシングも噴き出している。
「カネのためじゃない」…前代表夫人への不信が原因?
騒動は突然、表面化した。メンバーのうちリーダーのギュリ(22)を除く、スンヨン(22)とハラ(20)、ニコル、ジヨン(17)の4人の法定代理人が19日、「望まない芸能活動を強要され、人格を冒涜された」と専属契約解除を通告した。
「メンバーが体験した精神的苦痛は言葉で表せない。カネもうけの手段に利用し、信頼関係が回復できないほど破綻した」とも告げた。
ギュリだけが参加しなかったため、ギュリへの“いじめ説”もささやかれた。ハラも19日のうちに解除通告を自ら撤回。KARAは2対3に二分されることになった。
「カネのためだ」との批判を払拭するようにニコルの母はツイッターに《お金のために子供の人生を賭ける親はいない》と書き込んだ。
では何が原因か。代理人は「言及していない多数の事例がある」とほのめかし、ニコルの母は、韓国メディアに「日本での専属契約書をタレント登録に必要な書類と偽ってサインさせられた」ことを挙げた。だが、最も強調したのが、病気で倒れた事務所の前代表に代わって昨年12月から代表になった代表夫人への不信感だ。「前代表がいたころは意思疎通ができたが、KARAという船は船長がなく、漂流した」(代理人と父母)
代理人と父母は「専門性のない人たちが管理している」として夫人の経営からの撤退とともに経営陣の刷新を求めたが、事務所側は「無理な要求」と突っぱねた。
交渉はその後も続けられ、5人体制の維持と、日本でのドラマ撮影など予定されたスケジュールの消化に双方が合意したが、最終的な妥協点は見いだせないでいる。
「東方神起」とは違う…サウナは精神的苦痛?
「第2の東方神起」。騒動以降、KARAに対してこういわれた。
東方神起は韓国の5人組男性アイドルグループで、日本でも人気が絶頂だった2009年7月、メンバーのうち、3人が「13年という長期の専属契約は不当だ」として、契約無効を求める仮処分を申請した。
3人は「1日3~4時間しか睡眠がとれない過密スケジュールで、精神的な疲労も限界だ」と訴えた。CD売り上げについても50万枚を超えたときだけ、次のCD発売時に少額の配分があるというメンバーに不利な契約が判明し、「奴隷契約だ」との非難が巻き起こった。ファンらが解散に反対するデモを行い、反対署名は2万人分に達した。
だが、結局、グループは分裂、事務所側に残った2人だけが東方神起名で活動を再開し、3人は別のグループ名で再活動している。この構図がKARA騒動と似ているというのだ。
しかし、韓国芸能界に詳しいライターの児玉愛子さんは「東方神起のときは違う」と指摘する。韓国の関係者によると、KARAのケースでは、業界団体の強硬姿勢に代表されるように「周囲の同情が得られていない」というのだ。
KRRAの場合、契約期間も7年前後でそれほど長くなく、実態を調査した芸能制作社協会も「日本のCDの売り上げの配分も通常の新人歌手に比べ条件がいい」と発表している。
管理の不手際の具体例として、ジヨンの父は「日本での活動中にメンバーをサウナに宿泊させた」とのエピソードを挙げた。
これに対し、事務所側は「メンバーがサウナに行くというのでむしろ引き止めた」と弁明。KARAはこれまで「生計型アイドル」とも呼ばれ、自炊をはじめ、宿泊場所についても自分たちで決めていた実態があるようだ。
代理人や親たちが主張する「精神的苦痛」とメンバー本人たちの感じ方には、どうやら開きがある可能性が高い。
日韓ステージママ事情 「アイドルの寿命は短く…」
メンバーのうち、ハラは契約解除通告を撤回した際、事務所に「誤解があった。具体的内容を知らなかった」と説明したという。
関係者も韓国メディアに「親が主導したので、本人たちもよく分からない状態だ」と明かした。「一部メンバーの親の突出した行動」とも報じられ、ギュリだけが最初から通告メンバーに入っていなかったことについて「ギュリの親が他の親と接触しなかったため」と伝えられている。
児玉さんは「『親の生計は子供の肩にかかっている』という風潮が韓国は日本よりも強い。ヒットすれば親戚(しんせき)たちが寄りつき、親戚の面倒までみなければいけないケースもある」と解説する。
東方神起のメンバーの1人もデビュー後、生みの親が名乗り出て、生みの親と育ての親の双方の面倒をみるという事態になった。
特に今回の騒動を主導したとされるニコルの母は、高級焼き肉店を経営。KARAの日本でのヒットとともに店が連日、日本のテレビや雑誌に紹介されるようになった。
「韓国では特にアイドルの鮮度が短い上、低年齢化している。日本でのヒットを肌で感じ、何としてもこの時期に稼がないと、との焦りが出たのではないか」(児玉さん)。ニコルの母は、聯合ニュースのインタビューに「アイドルグループの寿命は短い」と答えていたが、この言葉から本音がかいま見える。
子供の芸能界入りを目指し、幼いころから歌にダンス、ピアノ…とさまざまなレッスンをさせ、オーディションを受けさせる“ステージママ”の姿は日本でも韓国でも同じだ。
ただ、「学歴が日本より重視される韓国では、いったん芸能界に入れば、普通の仕事に戻るのは容易ではない。その道で成功するしかなく、親たちのプライドをかけた戦いが繰り広げられる」(同)
「自分たちは絶対、別れられない。KARAは5人でなければいけない」。メンバーたちは周囲にこう訴えているという。騒動が長引けば、日韓のファンたち、そして本人たちが一番傷つくことになりかねない。
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※今さらながら、いろいろ考えさせられますね。
メンバー本人達のことは当然信じていますが、本人達の思いだけではどうにもならないこともありますよね、だから本当に心配していました。
今のところは、5人の絆が、想いがその周囲の力に勝ったのではないかと思っています。
やっぱりこの5人の笑顔は最高です!大好きです!
◆Please give the smile to us