ジュゴンの里ツアーで名護に行きました | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

手塚たかひろ日誌 テント小屋で


76日から9日まで、ジュゴン保護キャンペンセンター主催の「ジュゴンの里ツアー」に参加し名護市に行った。

那覇空港からは、高速でなく国道58号を通る。車の両側には米軍基地がフェンス越しに見える。まず、米軍ヘリが墜落した沖縄国際大学へ向う。焼けて枯れた木とヘリのプロペラでえぐられた壁が事件を忘れさせないために残されている。


続いて佐喜眞美術館に行く。屋上から普天間基地が一望できる。周りはすべて住宅に囲まれている。沖縄国際大学の例のように事故が起これば住民が巻き添えになる。世界一危険な基地と米軍すら認めている。そこに、安全性に重大な欠陥があるオスプレイの配備などもってのほかだ。普天間基地は即時廃止だ。

 

 基地には、1機のヘリも飛行機もみえない。佐喜眞道夫館長によると、基地のヘリコプターなどはすべてアフガニスタンに行っているとのこと。戦場と直結している沖縄の実情を改めて認識。


名護市役所訪問 座間味教育長が応対される。辺野古への新基地建設反対、オスプレイ配備反対の枚方市民の激励寄せ書きをお渡しする。枚方は名護市と姉妹都市でもあり、大変喜ばれる。


77日 ヘリ基地反対協のテント小屋を訪問 座り込み開始から3002日目 

安次冨代表から、現況をお聞きする。テント小屋の撤去を求める保守系議員からの攻撃もあるが、稲嶺市長が撤去を求めることはしない。市長が変わったことの意味は大きいと。


 また、在特会や幸福実現党が嫌がらせに来ることもある。名護の町には「プロ左翼は去れ」などの横断幕が張られていると。新基地反対、オスプレイ反対闘争の盛り上がりへ右翼の危機意識の表れだと思う。


 10時前から、東恩納琢磨さんの船で、大浦湾を巡る。最近も湾内のアマモをジュゴンの食み跡が見つかったとのこと。防衛省は大浦湾にはジュゴンは生息していないといっているらしいが、間違いであることを事実が示している。

大村湾にある長島 平島に上陸する。キャンプシュバブの海兵隊員が泳いできて休暇を楽しんでいる。非常に若い。入隊にはさまざまな事情があると思うが、この若者たちがイラクで、アフガニスタンで戦争を行っている。多くの兵士がPTSDに悩まされているそうだ。そう考えながら改めて若者たちの顔を見た。


夕方、キャンプシュバブ前のキャンドル行動に参加。渡具知さんご一家が何年も前から毎土曜日午後6時30分から7時まで新基地建設に反対して粘り強く行動しているもの。

通行の多くの車から激励のエールが送られる。地域に根ざしていることが分かる。


7月8日 カヌー体験 2人一組で漕ぐ。少し練習をして大浦湾を横切って大浦川をさかのぼりマングローブの群生地をカヌーから見る。

湾内のアマモ、珊瑚 汽水域のマングローブ 自然が豊富な大浦湾 辺野古 ここに基地を持ってくるのはもってのほかだ。


今年の5月 八幡市から本部町にご夫婦で引っ越した友人宅を訪問 伊江島のわびあいの里のボランティア活動に全力投入するための転居。短時間で,地域になじんでいる。大変に心強い。

6月17日のオスプレイ配備反対の県民集会の話を聞く。「行政が実行委員会に入っての集会。本州では考えらないこと」だ。8月5日には、オスプレイ配備反対の県民大会が開催される。沖縄県民の怒りは大きい。


7月9日 名護市議会議員仲村善幸を訪問 名護市議会の様子を伺う

議員数は27名 市長与党、基地建設反対派は保守系の方も含めて16名 基地交付金に頼らない財政運営を行っている。基地推進派の前市長時代より市の財政は好転しているとのこと。

議会では、市民からの陳情はすべて委員会で議論をしているとのこと。一般質問は一人1時間 代表質問はないとのこと。枚方議会の陳情の扱いも変える必要がある。