手のシミで、歳がばれる? | しみ・ほくろクリニック熊本のブログ

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最近、写真のような手のシミを取りに来られる方が、増えたような気がします。

「マージャンを始めたので、手を出すのが、みっともなくて」という、70歳以上の方が、3人続けてこられました。

これは、いわゆる、「老人性のシミ」というもので、加齢により生じ、紫外線や、機械的刺激により、増大したり、色が濃くなったりします。

予防には、徹底的に日焼けを防止し、日常生活で強くこすらないよう、注意することが肝要です。

写真のような状態になりますと、塗り薬や飲み薬では、色が薄くなったり、消えたりすることはありません。逆に、時間とともに大きくなり、色が濃くなることもあります。

これでは、顔をどんなに若造りしたところで、手を出したら、たちまち歳がばれてしまいますね。手は、それだけ、年齢を表すのです。

この方は、大小30個のシミを、取りました。使用するのは、炭酸ガスレーザーです。レーザーのフォーカスと強さを絶妙に調節し、照射震度を完ぺきのコントロールすると、表皮のぎりぎりの範囲で、完全に取ることができます。

30個を取る時間は、5分程です。

 

 

何個とっても、新しい表皮ができるまで約1週間。赤くなって治りますが、6か月ほどで、写真のようにほぼ、わからなくなっていきます。

 

ここには、新しい表皮ができていますので、日焼けに注意すれば、再発することは、殆どありません。

顔や手にできた、このようなシミは、薬で薄くなったり、消えることはないので、誇大広告に騙されて、無駄なお金を使わないようにしましょう。

一つ、二つ取る場合は、皮膚科などで健康保険をきかせて、取ってくれるかもしれませんが、数十個となると、無理な話です。それだけの保険請求ができませんので、嫌な顔されるのが、落ちです。

中には、液体窒素を使っているところもありますが、効果が乏しく、何度も痛い思いをするだけでしょう。

手のシミが目立つ人は、メークアップ、ファッション、ブランド商品でおしゃれを楽しむより、シミを取るのが先だと思いますが、いかがですか?