次の日
私は義母に
名前のことを話すことにした
「お義母さん
赤ちゃんの
名前のことなんですが…」
「あぁ!考えてくれた!?
なんか息子くんも
乗り気だったみたいだけど!」
あの野郎…
余計なことを…
「あ〜いや、
夫さんはそうみたいですけど
やっぱり私は嫌なんです」
義母の表情が曇る
「なんで?
なにが嫌なの?」
「この赤ちゃんは
私と夫さんの子供なので
もっと2人で
名前を考えたいですし
ちゃんと意味とか画数とか
いろいろ考えたいです。
あとお義母さんの漢字を
入れるのは違和感があります。
お義母さんの子供ではないので」
「2人で考えたらいいじゃない!
ただ私の○って漢字を
入れて欲しいだけよ!
私の子供じゃないなんて
言われなくたって
わかるわよ!
何がダメなの!?」
全然話が通じない…
「はっきり言うと
私はお義母さんに
なんの思い入れもないので
お義母さんの漢字を
入れたくないんです。
もし誰かから
漢字を取るとしたら
夫さんか自分の名前から
とります」
「なにそれ!!
家族に対して酷いじゃない!
赤ちゃんを独り占め
したいだけでしょ!!!
みんなの赤ちゃん
なんだから
私の希望を
叶えてくれてもいいじゃない!!」
は???
独り占め?
みんなの赤ちゃん?
何言ってんの?
赤ちゃんは物じゃないんだけど
「この子を物みたいに
言わないでください。
この子は夫さんと
私の大事な子供です。
独り占めとか
みんなのとか
意味がわかりません」
「意味がわからないのは
ななさんの方よ!
こんなに赤ちゃんを
楽しみにしてるのに!
夫くんも
なんであなたみたいな
頑固者と結婚したのかしら!!
他のお嫁さんなら
良かったのに!!!」
そう怒鳴り散らしたあと
義母はどっか行った
私だって
義母があなたじゃなければ
こんな思いをしなかったのに
なんで夫のお義母さんが
こんな人なんだよ
なんで私が
こんなこと言われなきゃ
ないんだよ
イライラが残っただけで
この日は
名前問題を解決できなかった
つづく
今日は20日だからポイント5倍
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