LEADERS ACADEMY 学長 嶋津良智のブログ -674ページ目

いい人材が取れない・人が辞める会社の本当の理由は?

中小企業の経営者の方とお話をしていてすごく気になる発言があります。

それは、

【なかなかいい人が取れなくて】

という言葉です。


そもそも、なぜいい人が取れないのでしょうか?


もちろん、会社規模・やっている事業に魅力を感じてもらえないなど、
表面的にはいろいろな原因があるかもしれません。


しかし、本当にそれが原因でしょうか?
    
よく考えてください。



私は本質的な原因は、
【社長の魅力・器そのもの】だと思っています。


人が辞める一番の理由は何かご存じですか?
     

アンケートの取り方、取る会社によって若干の違いはあるにせよ、

【この会社にいても自分が成長できないと感じるから 】です。



人は

「この会社からもう学ぶものはない」
「この上司からもう学ぶことはない」

と思ったら、辞めていってしまうのは当然ではないでしょうか。


この人の下で働きたいと思う魅力がなければ

「いい人が採れない」
「人が辞めてしまう」

というのも当然ではないでしょうか。


もし、

「いい人が採れない」「人が辞めてしまう」

といったことでお悩みの経営者の方がいらしたら、
ぜひ今一度自分が

「この人の下で働きたい」

と思える人間か、振り返ってみてください。



人が辞めない会社・いい人が取れる会社になるには、

自らのレベルを上げ続け、
社員のレベルを引き上げられる会社になるしかないでしょう。


「うちみたいな小さな会社に・・・」
「この不況業種に・・・」


と言われる方がいらっしゃいますが、
大企業の子会社でいきなり資本金●億円、従業員●百人などで始まる
会社は別として、

1から事業を立ち上げた会社はみな通ってきた道です。


京セラ名誉会長の稲盛さんが

【会社は社長の器以上でもそれ以下でもない。社長の器そのものだ】

とおっしゃっていました。


「欲しい人材が取れない」
「辞めてほしくない人材が辞めてしまう」のは、

【それが社長の器】なのです。


だからこそ、人は偉くなればなるほど、
歳をとればとるほど人間力を磨く必要があります。


成果は【能力+人格】から【能力×人格】へ変化していくからです。



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読者からの学び

わたしの著書を読んだ感想を、たくさんの方がブログやメルマガで紹介してくれています。

読んでいただいた方はご存じだと思いますが、私の最新著書


  『雨がふってもよろこぼう!』(フォレスト出版)
   

の中で、人生は思うようにいかないことの連続である」

と言うことを書いている部分があります。


その部分に対して、ある方が【 Natural Sense 】というブログの中で


  「サッカーで、邪魔する敵チームの選手がいなくて、
   ゴールキーパーもいなかったら、

   好きなだけゴールを決めることができるけれど、
   そんなんじゃ面白くもなんともないでしょう」


という例えが書いてあり、「なるほど」と思わず著者である私が勉強させられてしまいました(汗)
  
そのブログはこちら




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耳にタコができるまで言い続けろ

伝えるべきことを、
誰にでもわかる言葉で言い続けるというしつこさは、
上司として、とても大切な能力です。


上司が部下を叱りつけるシーンを覗いてみると、


「前にも言ったことだろう!」

「いったい、何度言わせれば気が済むんだ!」


というフレーズがよく使われています。



一度言ったことをしっかりと理解して
実行してほしいという気持ちは分りますが、

いつでも、誰にでも、すんなり理解してもらえると
思うのは、ちょっと甘いでしょう。



上司のなかには、一度伝えたことは、

「相手も理解した」

と勝手に解釈して、二度、三度と言わないという
タイプの人もたくさんいます。



しかし、本当に大事なことは、

「もう、わかったよ」
「勘弁してくれよ」

と相手が思い、耳にタコができるくらい、
繰り返し言うことも必要なのです。



部下たちに「しつこい」「うるさい」と思われることを
恐れずに、繰り返し言えるというのは、立派な能力です。


面白いことに、「しつこい」と思われながら
何度も同じことを言い続けた部下が、

後々自分の右腕として大いに力を発揮してくれるという
ことがよくあります。


それだけ、思い、考え、理念というものを共有できているため、
黙っていても同じ方向へ走っていけるということなのです。


会社を経営している立場から言えば、
会社が小さい頃、私の近くで同じことを何度も言われた社員たちが、
成長した会社でも幹部となっているのです。


自分の考えや理念を理解してくれた部下たちというのは、
さらにその部下たちにも、

同じように大切なことを繰り返し言い続けてくれるものです。


そうやって、共通の意識を持ち、
組織全体の文化へと育っていきます。


最初は大変だと思いますが、大事なことは、

言葉を変えて、言い方を変えて、
切り口を変え、例え話を変えるなどして、

しつこいくらいに言い続けてみてください。



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無駄を無駄と思わない

以前「人はいかに無駄な時間を過ごしているか」
というタイトルで書きましたが、

その中で、

「・・・私にとって必要な無駄・・・」

と言う話をしました。



読んでいない方はこちらをご覧ください


今日はこの【 私にとって必要な無駄 】を楽しむと言うこと
についてお話ししたいと思います。



実は私の最近一番の悩みは、
【無駄】を楽しめないということでした。



【無駄な時間】【無駄なお金の使い方】【無駄な物】
とにかく無駄だと思うとすぐに止めてしまったり、

【無駄】だとわかっていながらやらなければならないこと
をしていると、とてもイライラしてしまっていました。



これは私の物事への【最短思考】で進もうとする
考えから来るものだということは分かっていたのです。



常に無駄を嫌い、
ゴールテープを切るのに必要なこと以外をしていると落ち着かず、
たまに余裕のある日やゆとりのある時間でさえ、


「今、何か出来ることはないか?」


を常に考えて、言うなれば【暇や無駄な時間】を作ることを
徹底的に嫌う自分がいました。



【 貧乏暇なし 】という言葉がありますが、
私の性格なのか、仕事を朝から晩まで一生懸命することを
長い年月重ねた職業病なのか

【 貧乏暇を作るのが嫌い 】とでもいえると思います。


目標達成しても、楽しい時も、
いいことがあっても  

「こんなことで満足してはいけない」
「こんないいこと、楽しいことは長く続かない」


と思って、何かスイッチが入った瞬間楽しめるときもありますが、
その時その時一瞬を楽しめない自分がいて、

そう言う自分が正直すごく嫌いでした。


しかし、目先の【無駄】を楽しもうと心がけていたら、
最近は随分無駄を楽しめるようになった気がしています。


今までは【無駄】にたいして脅迫観念的に
「こんなことをしていてはいけない」と常に思っていましたが、

「なんかこの無駄な時間っていいよね」
「なんかこの無駄なお金の使い方っていいよね」

と無駄を楽しもうと努力をしていたら、
最近は少しですが改善されてきたような気がしています。


私にとっての【必要な無駄な時間】が、
大切な時間を充実させてくれている気がします。


また、私にとっての無駄なお金の使い方が、
大切なお金を活かしてくれている気がしてなりません。


ぜひ、人がどう思うかではなく、
【自分にとって必要な無駄】を楽しんでみてください。


意外と今まで見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ。


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シンガポールの不思議

シンガポールは気づいてみると男性用のトイレと女性用のトイレが縦に並んでいたとすると、男性トイレが奥にある場合が多い。

日本では女性用トイレが奥にあるのが普通だが、なぜだろう?????


それと、シンガポールではバスを止めるときに手を挙げる習慣があるらしい。最初何手を挙げてるのかと思ったが、降りる人がいなくて、手を挙げないと、通り過ぎられてしまうことがあると聞いた。

おもしろい習慣である。

さすが究極の資本主義国家であり、合理主義国家である。

でも人は結構優しくていい人が多い。

益々いろいろ知ってみたい国になってきた。



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