LEADERS ACADEMY 学長 嶋津良智のブログ -672ページ目

自分は自分らしくもっと強みを

ある女性経営者と接していて、
最近感じることがあります。


とても頭が切れ、行動力もあり、
サバサバしており、仕事の出来る女性だと感じる中にも、

突っ張って生きていると感じさせるところがあると薄々思っていました。



先日、その女性経営者と色々お話をしていたら、
こんなことを言っていました。


 『女性だからっといって、
  バカにされたり、嘗められたりしないために、

  あえて強いふりをして、突っ張ったように仕事をしてきたけど、
  実は、弱いんですよね

  いつも一人で泣いています・・・』



この話を聞いて、
私なりに思ったままのことを伝えてみました。



 『もっと「自分らしさ」や「女性らしさ」を
  大切にした方がいいと思うよ。


  仕事の出来る、出来ないの比較対象を 
  男性としてしまうけど、

  「女性らしさ」という男性のないものを武器にして、
  仕事をしたり、経営をしたら

  精神的にも楽になるし、
  ●●さんの真の魅力になると思う。・・・・』



この話をしたときに、
その女性経営者の目に涙が浮かんでいたのが印象的でした。



その後その女性経営者から連絡があり、
すごく楽しく楽に仕事ができるようになったと言っていました。



私も以前「社長」という役割と
「嶋津良智」という個人の思いに戸惑ったことがありました。



その時友人からもらった一言、


  【 人生1回なんだからさ、
    自分がやりたいようやった方がいいんじゃないの 】



この言葉が、その後の経営者としての「嶋津良智」を
どれだけ助けてもらったか分かりません。



みんなそうやって、
仕事にのめり込みすぎて自分を見失うときが
あるのかもしれません。


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親に愛されて

先日ある社長と話をしていた時
「親」について話をしました。


私は、父親も母親も大好きで、
いろいろな意味でとても恵まれていたと思っています。


今では、笑い話になってしまうのですが、
産まれたばかりの頃は、

病気になりがちで、
いつ死ぬか分らない状況だったと言うことで、
非常に甘やかされて育てられました。



ある時から、甘やかされている自分の状況に
危機感を感じ、

「親の愛情」に反発して、
出来る限り親から離れようとしていたことがありました。


、、、、という話をしたら、その方が、


「嶋津さん、
 それは、親に愛されていた証拠ですよ。
 親に愛されていたから、親から自立したかったんですよ。


 私は、

 小さいころ、親が離婚し、
 親戚中をたらい回しされて育ちました。


 親に愛されてこなかったので、

 親と一緒に生活したい
 親といろいろ話がしたい

 と、未だに心のどこかで親を追っかけているんです。

 親に愛されてこなかったので逆に親離れ出来ていないんです」


、、、という話を聞いたとき、
「ハッ」と思わされました。


私は贅沢にも親の愛に反発をしていたのだと・・・・。


愛されて育った自分は、本当に贅沢に育ったんだと想い、

改めて親に感謝した一瞬でした。


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いまの仕事を捨てろ

「従来のやり方に限界が見えてきたので、
 やり方を変えるべきだろうか?」

「部下から、新しいビジネススタイルを
 提案されたが、採用すべきだろうか?」

「ビジネスセミナーで学んだ方法があるが、
 自分の職場で試してみるべきだろうか?」


日々、仕事をしていれば、
新しい取り組みをするべきかどうかで、
思索することもたくさんあるでしょう。


そんな私は、

「今あるものを捨てる勇気を持とう」

と自分に言い聞かせるようにしています。


現状はうまくいっているからといって、
その方法にしがみついて、新たな取り組みや
改善をまったく行わなかったら、

いずれ問題が発生し、
崩壊していってしまいます。


それぞれの部署、部門には、
習慣的に続けられているやり方やスタイルという
ものがあります。


新たなにその部門のリーダーとして赴任してきたあなたが、
まったく新しい方法を押し付けることがベターだとは決して思いません。


しかし、

「前任者がこうやっていたから・・・・」
「今までに、これで問題なかったから・・・」

という理由だけで、古い方法や体質を引きずっているなら、
ぜひとも一石を投じるべきです。


「もっといい方法はないだろうか?」

「1年後、2年後を見据えて、現状のままで問題ないだろうか?」

など、よりよい方策を考える文化を持ち込むことは
非常に価値があります。


日本では、

「1+1=?」

という正解を求める教育ですが、
アメリカでは、

「□+□=5」

というように、他の方法はないか、
よりよい策はないかと考える教育が施されています。


仕事の現場で必要なのは、
むしろアメリカ教育のような考え方です。


新しいことを取り入れようとするとき

「本当に上手くいくだろうか?」

「失敗したらどうしよう。」

という不安がよぎることも数多いことでしょう。


しかし、物事には賞味期限があるので、
現状維持というのは少しずつ後退しているのだと
いうことを忘れない欲しいです。


それでは、失敗を恐れず、
是非新しいことに挑戦してみてください。



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日銀総裁人事から見る人の選び方のコツ

みなさんは今回の日銀総裁人事をどのように見ていますか?


「私はどこを見て政治をしているのか!」

と言いたくなります。


もちろん、私のような平民には見えていない事が
たくさんあるのかもしれませんが、

少なからずそう思われた方もたくさんいるのではないでしょうか。



はっきり言って
私は誰にどのような能力があったのか分かりませんので、
白川総裁が適任だったのかどうかは分かりません。


ただ、経営コンサルタントの大前研一氏は

 「 武藤氏や田波氏は国際的な業務経験よりも
   ドメスティックな業務経験が長く、

   国際金融の担い手としての日銀総裁に最も適している
   とは言い難く、

   白川氏は、福井前総裁と同様、
   国際金融に非常に長けた人物として適任だと感じていました 」


とおっしゃっているので、
適任だったと仮定しましょう。



では、どうして始めに自民党は武藤氏を推薦し、
民主党はそれを否決したのでしょう。


それは自民党は次の日銀総裁は
財務省出身者から選出するのが通例だから選出し、
            
民主党は
それは天下りにつながるから反対した
ということだと私は受け取っています。


日銀総裁は何のためにいるのでしょうか?

それは日本の金融情勢の舵取りを
任される責任者な訳です。


ということは、

どこ出身だとか、天下りとかは関係なく、
そのための能力があるのかないのかが
一番大切な部分なのです。



私は常日頃からセミナーなどで、
昇格人事を行う際のポイントを

  「人から見ずに能力から見ることだ」

とお伝えしています。


見ていく順番としては

1、その職責の必要性を改めて問い、
  必要ないと判断した場合は思い切ってなくす。

2、やはり必要だと判断した場合、
  「人」から入らず、その職責に必要な「能力」を明確にする

3、その能力を持った人を選出する

4、その職責としての適正を、
  その「人」でなく「仕事」の評価から問う

5、最後に人物としての適正を問う


特に日本の企業文化は【人】から入る場合が
多いように見受けられますが、

もっとも必要なのは、その職責を全うするための【能力】です。

ぜひ、人選をする際の参考にして頂きたいと思います。



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今年の新入社員の特徴を表すキーワード 【カーリング型】

先日の日経新聞にこのような記事が掲載されておりました。

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社会経済生産性本部(東京)は26日、
今年の新入社員の特徴を表すキーワードを「カーリング型」と発表した。

「売り手市場」の時期に入社し、会社への帰属意識は低めのため、
会社側が働きやすい環境づくりに腐心する、というのが命名の理由という。

氷上競技カーリングは2006年、
トリノ冬季五輪で日本女子代表の活躍が注目を集めた。

就職氷河期だった先輩世代と異なり、
今年は「氷の上を滑走する石のごとくスムーズに就職できた」。
入社後は「方向を見定めそっと背中を押す」ことなどが不可欠とする。

育成も、カーリングの石と同様に
「ブラシで氷をこするのをやめると、減速や停止をしかねない」。

「磨きすぎると目標地点を越えてしまったり、はみ出したりしてしまう」
こともあり、上司には微妙な“ブラシさばき”が求められそうだ。

詳しくはこちら
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「失われた15年」という言葉が
少し懐かしくなりかけてはいますが、

世の中が変わり、社会で生活する人々の遊び方や仕事のやり方、
生活習慣や価値観までもが変わったといっても過言ではありません。



このような状況の中、若者たちを指導する立場の人間が
30代後半~40代、50代の我々の世代です。



ちょうど、高度成長期、バブル期を経験しており、
黙っててもモノが売れた時代だったので、

極端な言い方かもしれませんが、
部下の育成をしなくても良かったのです。



現状として、
上司から教えられてこなかった人間が、
「カーリング型」と言われる若者を育成しなければいけないので、

迷ったり、悩んだりする事が多いのが実情でしょう。


そんな悩める方の解決法が下記3冊の著書に書かれています(笑)

・だから、部下がついてこない!
・あたりまえだけどなかなかできない 上司のルール
・雨がふってもよろこぼう! (フォレスト出版)


あなたは、どんな「ブラシさばき」を考えていますか?


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