いつまでも、

ちゃんと出来ない事もある。

 

 

ちゃんとしたくないんだよ。

 

 

想ったんだ。

 

 

 

 

20歳の時、

母方のおばぁちゃんが亡くなった。

 

 

喪服を買って来なさい。

 

 

言われて、小倉の街に行った。

 

 

 

井筒屋に行って、

 

 

JUNで、黒いスーツを買った。

 

 

これで良い。

 

 

想った。

 

 

喪服は、一生着まい。

 

 

想った。

 

 

 

 

女性は良いな。

 

 

留袖を着る楽しみがあるからな。

 

 

男はな。

 

 

以来、

喪服は一度も着ていない。

 

 

これから先も着ない。

 

 

 

 

僕は、

黒いスーツばかり着てる。

 

 

だから良い。

 

 

想ってる。

 

 

 

 

旅先から来ました。

 

 

御無礼をお許しください。

 

 

言って行くから。

 

 

 

 

暑い夏に来た。

 

 

Yシャツも持って来ていない。

 

 

肌着にスーツを着て行くから。

 

 

 

 

問題は、靴だ。

 

 

スエードが良くないんだろう。

 

 

 

 

艶消しの!?

 

 

持って来ていない。

 

 

そのままで行く。

 

 

 

 

いとこが、

 

 

顔を見せると想って行け。

 

 

大丈夫だ。

 

 

 

まっ、

誰も、僕がちゃんと出来るとは想っていないだろう。

 

 

スエード革靴。

 

 

 

 

 

 

滑るんだよな。

 

 

踵に鋲を打つの、流行っていないんだろうかな。