長く工事が続いていた、野崎島・野首教会。
ようやくその時間が結び、来年からツアー再開の予定となりました。

この知らせは、小値賀にとって、そしてこの島に関わってきた多くの人にとって、
とても大きな意味を持つ出来事です。

野崎島は、ただの観光地ではありません。
便利さも、派手さも、何もありません。
そこにあるのは、人が暮らし、祈り、迷い、そして去っていった“時間の層”です。

教会へ向かう道を歩くと、
風の音がやけに大きく聞こえ、
海の色さえも、いつもより深く感じられます。

野首教会に立つと、不思議と声が小さくなります。
静けさというより、重みのある沈黙
言葉では説明できない何かが、確かにそこに残っています。


派手な演出は一切ありません。
でも、帰りの船で、多くの方が黙って海を見つめている。
それが、この場所の力なのだと思います。

来年は、この野崎島を目的に小値賀を訪れる方も、また少しずつ増えていくでしょう。
ツアーが再開されることで、島の物語はまた次の世代へ手渡されていきます。

島宿御縁としても、
「泊まるだけで終わらない旅」
「記憶に残る時間」

これからも、そんな滞在を届けていきたいと思っています。

野崎島の静けさと、教会の佇まいは、
きっと、これからも変わらず島を見守り続けてくれるはずです。