11月は、長男にとって新たなスタートの月になります。
初めての硬式野球の練習試合、それも佐賀の強豪チームとの対戦です。
8月に軟式野球が終わり、ほんの少しの休息を挟んで、9月には早くも硬式チームからお声がかかりました。今年発足したばかりの新しいチームで、「高校野球に向けて、すぐに馴染めるように」という監督さんの想いから、中学3年生の引退した選手たちが集まっています。
その中に長男も御縁をいただき、参加することになりました。
硬式野球は、ボールの重さも打球の勢いもまったく違います。
最初は戸惑いもありましたが、最近では「硬式、楽しい!」と笑顔で話すようになり、打球もバンバン飛ばしています。守備でも一生懸命走り、声を出して、チームを盛り上げる姿に、少しずつ成長を感じます。
佐世保の中でも意識が高く、やる気に満ちた選手が集まったチーム。
そんな仲間と一緒に挑む初の9回試合。勝つことができたら、きっと自信につながるでしょう。私は心から「勝てる」と信じています。
軟式出身だからこその伸びしろもある。
プロ野球選手の中にも軟式から成長した選手がたくさんいます。環境が変わっても、楽しみながら努力できることが一番の才能です。
私はいつも子どもたちに伝えています。
「チャンスは準備した人にしか来ない。日々コツコツと準備して、チャンスが来たら迷わず“はい”と言って動けるように」と。
高校入学まであと5ヶ月。
この期間でどれだけ練習して、体を作り、心を整え、先輩たちに追いつけるか。
その意識を持って取り組めている長男を、本当にすごいと思います。
私が中3の時は、何も考えずのんびり過ごしていました。
今思えば、あの頃もう少し一生懸命になれていたら、また違った景色が見えたかもしれません。
だからこそ、今こうして息子が努力している姿を見ると、心から応援したい気持ちになります。
努力は裏切らない。小さな島からでも、夢はきっと叶えられる。
御縁のように、野球の道にもきっと素敵なご縁がありますように。
