私は息子のC君が小学生の時、夫の不倫が発覚し、それについて必死に隠そうとしました。
しかし、真実を知りたがる息子に、どう対応するか悩んだあげく、離婚を考えていると打ち明けました。

それから月日は流れ、皆さんもご存知のように、息子と二人三脚で歩み、今に至ります。


私のブログを読んで賛否両論であることは理解しております。
「C君はしっかりしてますね!」
「子供を巻き込んでる状況が不憫だ。」
などなど、意見は様々です。


確かに子供に余計な心配をかけていますよね。
しかし、起きてしまった事実を知らずに、
『パパとママは離婚するから、
 もうパパとは会えないからね!』
と、突然の宣告をしたり…
『明日からママと2人で生活するよ。
 引っ越すからね!』
と、急に連れ出したり…

そんな風に子供に何も話さない方が良かったのでしょうか。
子供の気持ちを無視をして、親だけで子供の道を決めた方が良いのでしょうか。


何が正解か…なんて分かりません。




息子が中学生になり、父親に借金や離婚について意見を述べた時、これまでの事実を知っているからこそ出来た会話だったのだな〜と、立派になった息子を誇りに思いました。

夫婦喧嘩に意見を述べたがる子供も珍しいような気がしますが、そこが我が家流?C君らしさ?なのかもしれません(笑)


これまで私は息子が何か意見を述べた時に、
「子供は黙ってなさい!」などとは言いませんでした。子供らしい抽象的な意見でも、必ず発言させてきました。


『C君を巻き込んでいる』

そう思われている人も多いと思います。

私の子育てが間違っているかもしれません。



しかし、今の子供達は自分の意見を言わず、流されていく時代です。ですが、息子自身が発言したいと主張した事は、これから社会に出て、生きて行く為に必要な力なのだと思います。


中学生とはそういうものではないでしょうか。

社会に出て行く準備段階です。
小学生では少人数でしたが、中学生になると少し広い学区になり人数も増えていきます。
意見も言えずにいた小学生が親から離れて少しだけ巣立つ。一人で出来る事は一人で、できない事は仲間と共に、協調性を学び始める中学生。
高校生にもなれば社会に出る為の準備はもちろんですが、アルバイトなどを経験し、働く事を学び、もっと成長していきます。

子供の成長は、学校教育でもあるように、小学生・中学生・高校生と、段階を経て、心と脳の学びを受けて行くのだと思います。
社会人になる為の、大人として生きて行く為の準備をしているのです。
人と人との関わりを知り、視野を広げ、協調性を学び、コミュニケーション能力を高めて行く。


私は13歳の経験値の少ない息子でも、心は大人と同じであると思っています。

父親の不倫を知ってから、恋に臆病になるのではないか!?と心配しましたが、母親を見ているせいか、女の子を大切にしようという表れを感じます。

そして何より、息子はちゃんと恋をしています(笑)
それに対して私は何も言いません。
とても初々しい普通の男の子であると、寧ろ応援しています。
ただ、一つだけ息子に話しました。
「女の子には優しく、そして大切にしてね。守ってあげられる男の子でいてね。」と。
どこまで通じたか分かりません。
『大切にする』の意味は、もう少し大きくなってから話しますが、今は可愛い恋を見守っています。


振り返ってみると、話して良かったなと思っています。
父親を恨む気持ちが、いつの間にか、父親を許し認め、広い心の息子になりました。

子供を一人の人間として認め、子供の意見に耳を傾け、同じ目線で話をしてきました。そして、子供の本当の気持ちを知る事が出来た事は、結果、良かったのではないのだろうか…と、私は信じています。


あとは…Mさんが父親として、夫として、どこまで頑張れるか…ですが(笑)


まだまだ、Mさんには問題が山積みですから、私が耐えられなくなれば離婚だってあり得ます!
その切符はいつでも私の掌に有るのですから(笑)