恋愛ホンネ通信Voi.13:神さまへ「なぜ?」を、あなたには祈りを | 【しまうまの庭】@占い館バランガン

【しまうまの庭】@占い館バランガン

バランガン占い師「いち木しま馬」のブログです。
占い館バランガン池袋店・新宿店・占いの窓にて活動中♪
恋愛相談♡を得意としています。その「好き」、諦めない限り僕がここにいます。どんな想いでもお話くださいね☘

 

生涯続く「ありがとう」を、あなたへ

 

 

「もうそこにいないあなた」

の空白を前に、

思い出だけがいつも鮮やかだ。

 

記憶の中のあなたは笑っている。

 

あなたの笑顔は

毛布みたいに柔らかくて、

子猫みたいに無邪気で、

それを見ると僕は

「平和ってこういうことなんだ」

って思った。

 

何を言うでもない。

何をするでもない。

ただ、あなたの放つ空気が好きだった。

 

電車の中で、黙って、

ただ隣に座っている時間が、

どうしてだか一番、幸せだったかもしれない。

 

 

名簿の上にあなたの名前を見つけた時、

「この人を好きになるだろう」

そう思った。

初めて顔を合わせた日、一目で好きになった。

 

今でも覚えている。

街のはずれの小さな料理店でご飯を一緒にしたこと。

初めてマスクを外したあなたの素顔を見たこと。

 

あの時感じた心の震えは

一体なんだったんだろう。

 

あなたと出会うことは決まっていた。

惹かれ合うことも、

そうして、もしかすると、、

いつかお別れがくることも。

 

だったらどうして僕たちを引き合わせたの?

 

 

穏やかな時を過ごした。

若くて、余裕があって、

平凡かもしれないけれど親密な時間だった。

 

そこから動かなければ今も一緒にいられたの?

 

 

転機がやってきた。

それもあなたがくれたことだった。

 

何度も結婚をしようとした。

 

あなたのことが好きだったから。

あなたのことが愛おしかったから。

あなたに傍にいてほしかったから。

 

それでも、

どうしてもそれができなかった。

 

自分で望んでいることができないなんて、

どうしてそんなことがあるの?

 

 

 

この世界に神さまなんてものがいるのなら、

僕は神さまに聞きたいことがたくさんある。

 

 

 

偶然とは思えない出会いが存在すること。

懐かしい気持ちで「初めまして」を言うこと。

インクが水に溶けるように関係が始まること。

この世で一番大切なはずの人を、

自分から遠ざけてしまうこと。

 

 

たくさんの「なぜ?」と痛みを抱えながら、

それでも僕は、

あなたと出会ったこと、

あなたと生きたこと、

これからもあなたがどこかで生きていくこと、

そのことを

「僕の幸せ」と思って生きていきます。

 

生まれてきてくれてありがとう。

ほんと、

欠陥ばかりでどうしようもない僕に

連れ添ってくれたこと、

本当に本当にありがとう。

 

 

頬を伝って落ちるしずくも、

きっといつかあなたに流させた涙で。

 

 

ありがとう。

今の僕はあなたがつくってくれたよ。

いつか、同じように、

「あの人と巡り会えたから今のわたしがある」

そう思ってもらえるように。

 

前を向いて、

できるだけ笑って、進むよ。

 

花のようなあなたの姿と、

棘のような痛みとともに。

あなたの笑顔と幸せを、静かに願いながら。

 

 

 

 

※追伸※

 占いで「あなたのことを想っている」と言われながら、

 どうにもそんな風に見えないお相手さま。

 「こんなに好きなのにどうしてこうしかあれないんだろう」

 そんな想いを抱えて生きるお相手さまの気持ちが、

 かつての僕を通じてなにか少しでもあなたに届くことを、祈って………

 

 

☆『恋愛ホンネ通信』バックナンバーはこちら☆