今日は終戦記念日。
昨日たまたまTVみていて、戦時中の主婦のことを特集していて、
釘付けになってみてた。
「戦争にいく男性のために、何かできることがないか、、、」
と思い、戦地へいく人を激励するために一杯のお茶を飲んで貰おうというところから、
「国防婦人会」
という女性の団体ができたらしい。
その団体は当初は40人だったのが、
2年後には54万人に膨れ上がっていたそう。
その当時、男尊女卑が根強い時代。
結婚して男性の家に入ったら、姑のいうことは絶対だし、夫の言うことに逆らうこともできない時代。
女も社会参入していきたいという流れや、
我慢、鬱憤からの解放を求めて多くの女性の共感を得たのだろうなと思う。
そんな様子を兵隊まとめてる偉い人(名前がわからない(°▽°))がみて、
国防婦人会の指導をするという流れになり、
不平不満を言わず、お国のためによい子を育て、
お国のために協力をする
と言われていたそう。
個人の尊厳とか自由意志なんて、まるでなく、
ただただ、日本が戦争に勝つためだけ
にみんなが我慢して、自分のほんとうの気持ちを隠して、強い自分であろうとしてたんだろう。
戦死することも名誉なことだっただろうし、
子どもを戦場に送り出すことも表向きは名誉なことだし喜ばしいことだったけれど、
ほんとうのほんとうのきもちは、
母親だったら誰もが同じ気持ちだろう。
だけど、ほんとうの気持ちが言えない。
表に出してはいけない。
自分の中で収めておかなければならないだなんて
葛藤がすごいあっただろう、、
もう、自分の中で戦争が巻き起こってるのと同じだな、と思った。
だんだん日本が苦しい状態になってきて、
家庭にある金属をお国のために出すようにとの命令で、各家庭から鍋やら蚊帳の吊り具やらを集めたりしていた時も、
「あそこの家は出し惜しみしてる」
「もっとあるはずだ」
と周りに言われたり、
言われるのが怖くて出したりしていた、と。
いよいよ苦しくなってきて、
10代の男の子のいる家は志願して戦地へ出向くように、地域で人数も割り当てられていたそう。
教育も「お国のために」
子どもたちも戦争にいくことが素晴らしいことで名誉なことだって、心底信じていただろうし
母親も、周りの圧力から、志願させないわけにはいかない流れ(嫌だなんて言えない、、)
だったのだろう。
男の子どもがいる家は
「うちは3人兵隊にいってる」といえばすごく名誉なことで、
女の子どもしかいない家は、肩身が狭い思いをしていたとか。
この番組を見ていて、1番思ったのは、
人の心を利用して操ってるわるいやつに強い憤りを感じること、
そして同調圧力でNOと言えない怖さ。
まさに、今の社会そのもの。
ほんっっと、そのまま。
そしてだんだん、周りが周りを監視しだして、
自由のない息苦しい世の中をつくるんだな、と。
いろんな情報が飛び交う今日。
真逆な情報も山ほどあって、
何を信じて何を選ぶのか、振り回されてるとわからない世の中。
偉い権威のある人が言ってるから!
っていうので、物事を判断するのは危険かもしれない。