外来初ケモ日の話。長くてすみません。
今回は胸水を抜く3回目です。
癌の診断のために検体をとるついでに1リットル抜いてもらったのが1回目。
抗がん剤開始の入院で結局胸水は減らず、最終日にまた1リットル抜いてもらったのが2回目。
いずれもまだ体内に1リットルくらい残っている。
前回から2週間後のケモ日にレントゲンを見て、やや増えているので、今回も抜くことになった。
ケモ後に外来に戻って抜いてもらう。抜くのに数十分かかるんだけど、このとき先生と話すチャンスなんだよね。
しまりす、抗がん剤開始してから、副作用は色々でてるけど、息苦しさもなくなったし、咳も減ったし、声もよくでるようになって、仕事も家事もできている。原発も小さくなり、CEAも下がった。抗がん剤が効いたら胸水も減るって聞いてたのに、何故増え続けてるの?
先生の答えは、
そこに癌がいるからです。
ひえー。(^。^;)
胸水は水なので、血管が通ってないから、薬が効きにくいのだそうだ。
でも入院一週間目までは、先生、胸水減りそうな話してたんだけどな。それが途中から減らない前提に変わった気がする。
それは、私の胸水は、古傷のようになっているので治りが遅いのだという。新しいうちに処置した切り傷はすぐ治るけど、古くなってじゅくじゅくしちゃった傷は治りが悪いのと同じとのこと。
ただ、増える速度は落ちてきてるらしい。
先生:入院して、ドレーンで抜く方法もあるんだけど。
私:それ、できればやりたくないですぅ。
先生:だよね。それで、とりあえず抜きながら減っていかないかなと様子を見ています。
ドレーンはやった方のブログを見て大変そうだなと思ったのもあるけど、それより入院しなければならないのが痛い。
しまりすの職場は結構ブラックで、社員でもないし、これ以上休んだらクビになりかねない。仕事してると気が紛れるし、できれば続けたい。
あと、呼吸がどんどんし易くなってて、酸素飽和度も98でるようになった。最初外来に来たときは95で、息切れするし、貧血になったかと思ったけど、今は凄く調子いい。なのに胸水が減ってないのは何故か。
それは、右側の肺が機能してないのが、わかると、体が、肺の毛細管を右側から健康な左側に移し始めるらしい。左側の毛細管が2倍になれば、血液が酸素を運ぶ量は同じになるから、調子が良くなるらしい。
そして、処置終了。排水した液をみると、
えっ!緑色がかってる?!
前の2回は黄色かったんだけど(+o+)
それは、古い胸水だからですね。と、先生。
あと、前回より処置が早かったときくと、膿みが多いと粘土が上がるのでそのせいかも、と言ってた。確かに前回のサブの先生は、今日よりシリンジ引くの大変そうだったし、水はポタポタ言ってた。今日の排水音はジャージャーだった。
それって、私の胸水の新しい方が上に溜まってて、今回古い層に入ったの?それとも、2週間で全体が古くなっちゃったの?と聞きたかったんだけど、先生は処置が終わったので帰ってしまい、看護師さんがランマーク打って終了。
後で調べたらたしかに、胸水が酸化すると、緑がかるらしい。
胸水の疑問尽きないけど、早くなくなって、考えないでいいようになりたい!