1月4日 日光での氷上スポーツ学会講演会

町田樹講演「氷上スポーツを未来へつなぐ」

(以下記事、記憶違いがあったら教えていただけるとありがたいです)

 

講演は氷上スポーツ学会のこれからあるべき期待するべき姿について、まずは氷上スポーツの現状の問題点や置かれている状況を色んな角度で根拠を示しながら丁寧に説明。

 

多分10枚以上のスライドが使われ、30分きっちりの講演だから2,3分に1回はスライドをみながらの講演。非常にわかりやすかった。例えばスケートのスクール事情を説明する際に、1994年頃240億円市場だったものが2014年には60億円になっている、この一見かんたんな説明にもきちんと画を用意して240億から60億への推移が一目瞭然わかるようになっていた。聞き流すよりテキメンに記憶に残る。きめ細やかな情報量の多い講演だった。

 

リンク現状、1985年頃700を超えたリンク数は2018年136施設。しかも通年リンクは28施設のみだという。この28施設が15都道府県に偏在している…。

 

(このリンク数説明は民間公共の数を足した棒グラフ)

民間公共半々の割合であったリンクは民間の割合が減り、90年代以降、ビジネスとして赤字、もしくは赤字に近いものとなり、お金を生まない施設となっている。つまり公共施設として運営するしかない、公共の手を借りないと民間は無理に近い。民間であるならば意義のある施設だと示さなければならないが現状きびしい。

 

リンク数に留まらず、スケート指導者数、スクール市場、スケート人口、部活の数までそれぞれスライドにして提示説明。

 

スケート人口は少し増加している。トリノ五輪の荒川選手が金メダルをとってからフィギュアの少年(18歳未満)人口がかなり増えた。しかし成年(18歳以上)人口は変化がない。これは多くの少年選手が18歳になる前にドロップアウトしているということ。スピードスケートの少年・成年人口はあまり変化がない。フィギュアの少年人口が増えたためにスケート総数が増えている。(けれど辞めていく人も多い)

 

これら色々な数値を具体的に示した後、「スケートはマイナースポーツだと言わざるを得ない」との言葉。

 

一見華やかに見えるフィギュアスケートの問題点指摘がとても秀逸だったと思う。

 

スポーツプロダクトを生産する担い手としてのセクター(選手・プロアスリート、スポーツ実践者、コーチ、インストラクター)が存在して、このうち選手・プロアスリートはショーを行ったりスポーツツーリズムを発生させたり、付加価値を生み出し、氷上スポーツをめぐる経済に直接影響が大きい。

あるショーの1公演の収益は20億円とも試算されるそう!これはサッカーJ1の年間の収益に匹敵するらしい!

 

このセクターを支える後方リンケージ(リンクやスポーツ用品、連盟、行政)、これが脆弱。そして前方リンケージであるメディア、これだけが肥大。

 

メディアを見るといっけん潤っていると思われるフィギュアスケート界、しかし近い将来このプロダクトは飽和状態になる。世間一般には華やかに見えるけれど、実はもろい産業だと鋭く指摘。

 

そのうえで氷上スポーツ学会の3つの目標(?)意義(?)を提案。

 

臨場感を出すためにまっちーの話し言葉風にまとめてみます(正確な話し言葉ではありません)

 

①「種目」横断組織
スケート関連はリンクを共有するのに、種目間でつながりを持つことはほとんどありません。普段から交流の機会がありません。私の選手時代、スピードやカーリングの選手とただの一度も交流はありませんでした。これは、私の性格がネクラだからとかwそういうことではありませんw(まっちーも自分で言いながら笑う)(会場も笑い)

 

しかし、リンクを一つにする運命共同体だと思い、種目を越えて交流をしたいと思っています。

②「分野」横断型組織
フィギュアを構成する要素はたくさんあります。(表あり→)文化・歴史・法学・社会学・生理学・バイオメカニクス・電子工学…(記憶力…)

今回氷上学会が立ち上がるとのことで、他の(先人である)学会を調べました。例えばスキー学会は1991年から年1回の学会誌が出ており、今回すべて整理しました。(この「すべて」の時ドヤったように感じたのは私だけ???)これらの論文はバイオ…が20%を占め〇〇が△%…(円グラフを出して様々な分野からスキーを論じていることを示す)、(次にテニス学会の様々な例を出す)、

 

このように氷上学会も様々な分野からアプローチしていきたいと思っています。

③「立場」横断型組織
学会の基本は研究のためにあるものですが、リンク問題をとっても様々な問題を抱えるスケート界において、氷上学会は研究者のみの閉ざされたものではなく、あらゆる立場から関わっていきたい。
一般の人にも理解を深める努力、いかに、社会に発信していくか。交流、フォーラムのような場に氷上学会がなると良いと願っています。氷上に関わるすべての方が参画できる組織でありたいと思っています。

 

このような種目、分野を越えた(組織?)氷上スポーツ学会は世界初となるでしょう。(この部分自信ナシ…)

下記に訂正いたします「」部(ぱぱげなさんありがとうございます!)

このような 「氷上スポーツを中心として組織された学会の先行事例は無く、世界初」 となります。

 

(多分この絵↑を見ながら)ヘンドリック・アーフェルカンプの〇世紀頃の絵です。スケートは市民に根付いていました。

スケートは文化と歴史の上に展開しているのです。
氷上スポーツの継承を一人でも多く願いたいと思っています。

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いや…!!!素晴らしい講演!!!これでもかとデータの裏打ち、指摘、スライドの丁寧さ、語り口もソフトで聞きやすく、スケートに対する真摯なまなざし!

 

何度も練習したんだろうなと思わせる、濃い内容なのにスッと頭に入る話し言葉、タイミング。まさに氷上スポーツ学会設立記念にふさわしい内容。すごい人だと思ってたけどやっぱりすごい人だった。

 

講演が終わり…ガサゴソ帰り支度をしていると…客席の視線が1点に集中している。そちらを眺めると、まっちーが客席で誰かと挨拶している!名刺交換ぽいことしている!つい席で棒立ちになりチラ見。周りを見渡すと、係の人もノンビリしている感じ。他のファンの方もここにいていいのかしら?と周囲を気にしながらまっちーのことも見ている。まだここにいても良さそう…とハイ、私は居残り組(笑)

 

 途中、まっちーが場所をスススっと移動。え?え?え?こっちの方にやってくる滝汗 遠くから眺めることに慣れているから近くの方に来られると自然と後ずさる。まっちーははるか途中で止まって係の人にありがとうございますと丁寧に挨拶していた。良かった…。

 

周囲の人もいつ帰ろうかコートを少しずつ着ながら帰りの扉とまっちーを交互に見ていた感じ。居残り組は会場の邪魔にはなっていなかったと思う。ただ、これが羽生ファンのように大人数になってしまうのなら私も他の人も場を後にしたと思う。

 

ツイッターはほんの数人しかフォローしていないけれど友だちLINEで色々なつぶやきがあるのを知った。居残り組に対しての批判など。開場の待機をしている時にうるさかったというツイもあったらしい。私の周囲は静かだった。逆に、皆マナー良く待っているなと思ったくらい。うるさい場所もあったのかな?

 

ツイッターが苦手な大きな原因、それはその場におらず状況を知らないのに場にいた人のつぶやきを元に新たに批判するのってどうなのだろう。文字数の少なさもあるかもしれない。批判メインになりがちというか。もちろん人によってうるささやマナーはそれぞれだから、自分の目でみて感じたことを呟く自由はあっていい。でもそれが正義ではない(間違ってもいない)。だけどこれが正義だと押し付けがましく感じるのは何故なんだろう。(うしろめたいからか?w)それぞれの判断で良いと思う。

 

まっちーはすべての関係者に丁寧にあいさつをして最後に会場を出た。最後、荷物をまとめて(?)階段を降りはじめて、ペコリとこちらに礼をしてくれた。思わずおずおずと拍手する私たち。このおずおずには思いがけず礼をいただいた感謝もあったし、拍手で送りだすとも思っていなかったし、いざ拍手をはじめると、お疲れ様、講演良かったです、これからも頑張っても含まれていたように思う。まっちーは階段を降りきって、扉に手をかける前に振り返ってもう一度礼をしてくれ(これには感激した)(迷惑がられていないのでは?と思ったから)(ポジティブシンキング?)(でも自分の行動、判断改めて気をつけようと思った)、そして颯爽と去っていった。

 

この講演、盗撮したいくらいの格好よさだった(笑)、いや写真を撮ってはいない。けれど撮るなら今だ!と心の中で思ったことも事実(笑)

いや~!まっちーすごく格好良かった!!!

 

今回の講演、町田ファンはどの位集まるのかな?と思っていた。道中はそれらしき人に全然会わなかった。お金をケチって鈍行で行ったからかな?おかげで往復10時間かかってしまった…

しかし、最寄り駅に会場に着くなり会うわ、会うわ、まっちーファン!カーニバルオンアイスでもう会えないかもと涙の別れをしたのに、あっさり再会!知り合いではないけれどよくPIWで顔を見たあの人も来ている!あ、あの人も!それでも会場は半分くらい席が空いていた。

 

ということは…もし町田ファンが来なかったらこの講演会はとっても寂しいものになってしまったのではないか?そう思うとファンてありがたいのじゃないか。公開されている講演ならどんどん行って良いと思う。とはいえ、これも混乱をきたすほどの人数になる時は考えてしまう。

 

公開講演だし、内容をブログにアップしても良いのかな?ツイでも情報が沢山あがっているから大丈夫かな。私にもこの講演の素晴らしさを伝える役割がちょっとでも果たせるかもしれない。

 

…。滝汗

それにはこんなミーハーな書き方ではダメだ…ダメだと思うけど、キチッと真面目に書いたらなんだか上手く書けない滝汗

クレバーにスッと熱く書きたい(今年の目標)。今年もよろしくお願いします!