マレーシア表彰者旅行 その5 | どSな飼い犬の日常 釣りと旨いもんと仕事

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学歴なし、資格なし、資産なしでも、とにかく目の前のことに一生懸命に行動すれば何者かになれるはず。
→高卒プータローから現在上場会社社長
PMA(Positive Mental Atittude)

こんにちは


どSな飼い犬嶋本です。


マレーシア3日目は自社で売れなかった服や引き取らせていただいた服を輸出しているDAIMEXさんのマレーシア工場で、実際にどのように有効利用されているのかを直接見てもらいます。


「海外に送って有効利用されているらしいよ」

なのか

「実際に見てきたんですけど、海外ではこのように有効利用されてるんですよ」

では、伝わり方が大きく異なります。


ほんとは全社員連れて行きたいのですが、なかなかそれも難しいので毎年の恒例行事にできればと思っています。


さて、ホテルを出発

1時間ほど車で移動します。

昨夜の余韻でほぼノックアウト


そうこうしているうちに到着


凄まじい物量の選別工場


古着の選別で言えば世界トップレベルです。


こちらは着られなくなった綿のTシャツなどをハンカチ大にカットしている様子


機械の油を拭くウエスになります。


新品の綿素材などでは油の吸い取りが良くなく、古着が最も適しています。


こちらで加工されたウエスは日本をはじめ、世界各国の工場などで使用されています。


素材やアイテムごとにかなり細かく分類されて仕分けられ、国や使用用途によって様々な形で再利用、再資源化が行われます。


大島社長自らが工場案内をしてくださり、この事業の社会的意義なども語ってくださります。


私は訪れるのは3回目ですが、年々進化するリサイクル技術とブレない大島社長の理念にはいつも大きな学びと気づきをいただけます。


参加したメンバーにも良い刺激になったようです。


現在、古着の輸出はバブル景気にあり、毎月のように新規の営業が来られます。


そのほとんどが「高く買います」という営業をかけてきますが、私はその全てを断り続けています。


大きく2つの理由があります。


1つ目は継続性


リユースの業界に入って30年弱


古着の海外輸出の相場変動が何度も起きる中で景気のいい時はすり寄り、景気が悪くなるといなくなる業者を多くみてきました。


目の前の利益が上がるからと常に高く買ってくれると言う業者に乗り換えていては、何かあった時にお客様からの買取や引き取りが出来なくなってしまう可能性もあります。


実際にコロナ禍においては、輸出がストップし多くの同業者が出口を失い、買取や引き取りをストップすることもありました。


私たちはコロナ禍でもサービスを停止することなく、買取、引き取りが継続できたのはDAIMEXさんとずっと変わらずお取引させていただいているからです。


目先の利益を追うことでお客様に迷惑をかけることがあってはならないので、他所より安くても何があっても継続出来る企業とお付き合いすることが必要と判断しているためです。


日本から届いた大量の古着


写真の奥まで続く倉庫で、これでおよそ2週間分


もう一つは、お客様から買取や引き取らせていただいた古着を可能な限りゴミにすることなく、責任を持ってリユース、リサイクルしてくれる企業としか付き合いたくないからです。


多くの古着を買わせて欲しいと言ってくる業者は、ただ横流しをして中間マージンを抜くだけでそこには最後のところまで責任がない商売?をしています。


彼らからするとお金になれば、その先不法投棄されようが関係ないわけです。


DAIMEXさんはリユース出来るものはリユースし、リユース出来ないものをリサイクルするための膨大な研究開発コストをかけ続けています。


現在、DAIMEXさんに集められた古着の95%以上がリユース、リサイクルされ、今研究し動きはじめているものが全て稼働すると限りなく100%に近い形でリサイクルされます。


私たちは自分たちで可能な限りリユースし、私たちだけでは資源の有効活用が出来きらないところはDAIMEXさんにお願いすることで、お客様から買取、引き取りさせていただいた古着を責任を持って有効活用することが出来ます。


この想いがなく、ただ儲かるからというだけで参入しているような相手とは付き合いません。

(まあ、多くが儲かるの後付けで耳障りの良いことを言ってきますが、引き取った後の出し先を聞けば付き合う価値がないことがすぐにわかります)


リユース、リサイクルのビジネスをする以上、この部分は必要不可欠であり、言葉だけで有効利用してますなんて嘘は言えないのです。


私たちにはその責任があります。



選別され、それぞれの有効活用先へ送られるベール


1週間で全て入れ替わるそうです。


DAIMEXさんで勉強した後はローカルの人気レストランへ

昨年も連れてきていただきましたバクテーのお店


これだけ食べて1人1,000円ちょっと


美味しくてリーズナブル


最高です。


午後からはホテルに戻り、この二日間で学んだことや気づいたことを自社のメンバーにどう伝え、行動をしていくかを話し合いました。


それぞれに学び、気づきがあり、それらを共有し形にしていきます。


真剣に会議する彼らをみて、今回の表彰者旅行はマレーシアにして良かったと改めて思えました。


夕食前のちょっとした時間も無駄にしません。

ホテルの近くにあるセカンドストリートへ


モールの4階にありますが、驚くほどの客入りは圧巻でした。


日本からの古着は現地の方に大人気で喜ばれています。


夕食は近くのフードストリートへ

平日にも関わらずこの人混み


東南アジアに来たら必ず体験したいのは、この活気です。


特に若い人たちには良い刺激になります。


毎年この研修旅行が開催できるように頑張ろう。


残り2日は自由行動です。


なのになぜか彼らは現地のリユースショップを巡りたいと言います。


バスをもう1日追加し、明日はリユースショップ巡り。


みんな意欲的で嬉しい限りです。


続く