イスラム国の捕虜の問題が、今や世界の
大きな関心事になっていますね。
彼らの理不尽なやり方を見るに付け、東洋にすむ
我々にとっては別次元の出来事にしか
思えない事件ですね。
そもそもあのような国家が存在すること自体が、
理解を超えています。
元を辿っていくと、何でもかんでも西洋流の選挙制度
による民主主義が素晴らしいと、思い込んでいる西洋諸国、
とりわけアメリカを中心とした先進国の価値観が
もたらした歴史的産物であり、その価値観は
間違っていたんですね。
すくなくも・・。
同じ人間でありながら、こんなにもイスラム教の国と
欧米諸国の価値基準が異なっていることが驚きです。
やってることが子供の喧嘩次元であり、しかし、
死ぬか生きるかを問われているので、
情けない、いや悲しいかな、理不尽なことを
平気でやっているように見えます。
回教徒にはシーア派とスンニ派があるそうですが、
同じ宗教でこんなにも仲が悪いとは、信じられません。
仏教にもそれ以上の宗派がありますが、
こうした派閥ではありません。
アメリカなど欧米軍がイラクのフセインを倒したとき、
フセインの圧政に苦しんだ国民は、歓喜して民主化へ
の流れを歓迎した。
しかし、そこで展開されたのが
シーア派とスンニ派の派閥争いであった。
イラクの現政権のマルキ首相は、シーア派で
フセイン政権から弾圧をされてシリアに亡命した
経験を持っている。
自分が政権の座に着くと、今度はスンニ派を徹底して弾圧、
そのスンニ派が居場所がなくなってイスラム国を作ったらしい。
目には目を、歯には歯を!
これが回教徒の教えの中にある。
我々の目からすると、同じ回教徒じゃないか、
もっと仲良くやれないのか?と思う。
少し古いが、大正時代に日本にやってきた
アインシュタイン博士が、
以下の文章を残しています。
近代日本の発展ほど世界を
驚かせたものはない。
一系の天皇を戴いていることが、
今日の日本をあらしめたのである。
私はこのような尊い国が世界に
一ヵ所くらいなくてはならないと考えていた。
世界の未来は進むだけ進み、
その間、幾度か争いは繰り返されて、
最後の戦いに疲れるときがくる。
そのとき人類は真の平和を求めて、
世界的な盟主をあげなければならない
。
この世界の盟主なるものは、
武力や金力ではなく、あらゆる国の
歴史を抜き越えた最も古くて
また尊い家柄でなくてはならぬ。
世界の文化はアジアに始まって、
アジアに帰る。
それは、アジアの高峰、日本に
立ち戻らねばならない。
我々は神に感謝する。
我々に日本という尊い国を
つくっておいてくれたことを。
アインシュタイン
これは博士の、単なる願望であるかも知れない。
予言ではないと思うが、
日本は少なくも「おもてなし」の国である。
相手の気持ちを大事にする国柄です。
全世界の人たちが、そのように生きることを学べば
世界の平和なんぞ簡単なことだと思うのです。
早くそうなって欲しいものです。
完