★学力世界一のフィンランドの『ほめる』
子弟教育を考える場合にどうしても欠かせないのが、学力世界一のフィンランドメソッドの研究です。
国際的な学力でも日本を上回りトップ水準を誇るフィンランドですが、その秘密は1990年代の経済危機を脱するために行った教育改革にありました。
フィンランドメソッドの特徴のひとつは、教師が教壇にたつ一方的な授業風景があまりみられないこと。
まずは課題を生徒自身が決め、生徒同士で情報交換する。それでも解決策がさらにほしい場合は先生に相談する、という「自分でまずはやりなさい」方式です。
指導要領は教師に託されているケースが多く、先生が独自カリキュラムを組むこともさして珍しいことではない。日本とはやはりだいぶ違いを感じます。
まずは、自分の頭で考えさせる、という方針が徹底されているため、先生サイドにも1年で1冊の教科書を終了させる、という発想そのものがない。生徒も理不尽なプレッシャーから逃れられ、かつ、自分で進めねばならない緊張感を保てる最高の学習環境がここにある。
日本ももっと考えてほしいですね。
詰め込みは、ダメだとゆとり教育。
学力が落ちてきたからと、ゆとり教育廃止。
これじゃ、ダメになるでしょ。