今私たちがしようとしていることは
我が子のためになっているのかな?
子を授かった夫婦がその問いに向き合い
ぶつかり合い、成長していくマンガ。
妊娠し、
お腹にいる赤ちゃんの未来に思いを馳せる夫と妻。
ある日、妻は異国の優秀な子どもが襲われたというニュースを見かける。
教育与えられたがゆえ
優秀だったがゆえに
襲撃された。
それが我が子にも起こるのではないか。
主人公の女性は、精神を消耗していく。
私自身、子を授かってから、
「どんな体験をさせてあげることが、この子のためになるのかな。」
「どんな関わりをすることが、この子に力をつけることになるのかな。」
と事あるごとに考える。
我が子が幸せになるよう育ってほしい。
一方で、今、与えていることがが
結果的にその子のためになっているのかわからなくて苦しくなる。
そういう親の辛さに寄り添ってくれる本だと思う。
後半は泣きっぱなしで一気読み。