ちびさん、2歳になる少し前のこと。

 

 

クローゼットを開けられるようになった。

 

 

私がクローゼットの開け閉めを

しているのを観察し続け

 

 

 

どうやら

開けられるようになったらしい。

 

 

ちびさんが嬉しそうにクローゼットを開けると

 

 

 

そこには

夫さんの腕時計置き場が。

 

 

まず、腕時計を振り回す。

 

 

 

まず、

「それはお父さんの大事だよ。ちびさんも大事にしてね」

と伝えてみる。

 

 

ちびさん、

「ヤダ」と言い放ち、腕時計を壁にぶつける。

 

 

次に

「いつもお父さんはどうしてるっけ。ここに置いてるね」

と伝えてみる。

 

 

ちびさん、

「ヤダ」と再び言い放ち、ベルトを折り曲げる。

 

 

 

そのうち

「ヤダ、ヤダ」と繰り返すながらうつむく。

 

 

 

 

後ろめたくなってきたのかねぇ。

 

 

 

本当は

元の場所に戻した方がいいって

わかってるのかねぇ。

 

 

 

30秒くらい考えた末、元に戻した。

 

 

 

そして、私を見て、にっこりする。

 

 

私は「もとに戻してくれて、嬉しいな〜〜」と、

ちびさんの頭をわしゃわしゃしてぎゅーする。

 

 

 

 

いきなり腕時計を取り上げるんじゃなく

穏やかに対話して伝えられたのは

 

 

 

親として人格的に成長した・・・

とかではなく

 

 

 

朝起きたばかりでまだ体力が残っていて

 

 

まだ時間にも余裕があったため、

気力も残っていたからだと思う。

 

 

 

そのときどういう声をかけられるか

どういう態度をとることができるかは

 

 

そのときの状況に影響されてるな〜

と、つくづく感じる。

 

 

 

じゃので

 

 

ちびさんのためにも

 

自分のためにも

 

 

 

 

自分の体力気力に

余裕がある状況を選ぶこと

 

 

 

こりゃ

本当に大切じゃなあと感じた朝だったんよな。